19:44 2021年09月21日
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世界のハッカーたちは、人工知能の性能を最大限に利用し、サイバー攻撃のプロセスを自動化することで、検知をより困難なものにしようとしている。ドイツのテレビ局N-TVが、フィンランドのセキュリティ企業F-Secureの専門家ミッコ・ヒッポネンの見解を引用し伝えている。そこでヒッポネン氏は、ウイルス対策ソフト開発企業は、より高い技術を持つ対策ソフトを導入するための「軍拡競争」を開始することになるだろうと述べている。

現在、ハッカーたちは自分たちのプログラムがアンチウイルスに検知されたかどうかを手動で確認しているが、このプロセスを自動化するのは容易だとヒッポネン氏は指摘する。人工知能を用いたサイバー攻撃のプログラムは、15秒ごとに変化し、検知されにくい。アンチウイルスソフトの開発会社にとって、ハッカーたちを止める唯一の方法は、ウイルス対策システムを同レベル、あるいはより革新的な技術に引き上げることである。ヒッポネン氏は、「すでに人工知能を用いた軍拡競争は良い意味でも、悪い意味でもすでに始まっている」との見解を明らかにした。

N-TVによれば、ヒッポネン氏は自ら操ることができる人工知能は時とともにより複雑なものとなり、その原則を理解できなくなるだろうと警告し、「人間自身が理解できないようなサイバーシステムを作るというのはあまり喜ばしいことではありません」と述べている。またヒッポネン氏は、現在、ウイルス対策ソフトを開発する人たちがすべきことは、まだハッカーたちに使われていないWi-Fiの古い通信プロトコルの隙間を排除することに注力する必要があると指摘する。この隙間が発見されれば、たとえばオフィスのすべてのコンピューター、あるいは地下鉄のすべての電話など、大々的な形での様々なサイバー攻撃が行われる可能性がある。

ロシアがサイバー犯罪撲滅の条約案を国連に提出したというニュースは、「スプートニク」の過去の記事よりお読みいただけます。

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