19:28 2021年09月21日
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世界中の海に漂う非常に小さなプラスチック粒子「マイクロプラスチック」を抽出する新しい方法が見つかった。その方法を発見したのは、フローニンゲン大学(オランダ)で化学を専攻するフィオン・フェレイラさん。フェレイラさんは今回、大量の水をろ過しながらマイクロプラスチックを除去できる特殊な物質を突きとめたという。

マイクロプラスチックは、繊維状の微小プラスチックで、衣服や化粧品、洗剤などに含まれている。長さが1ミリ以下であるマイクロプラスチックは、その小ささゆえに、従来のろ過方法ではほとんどろ過できない。マイクロチップが体内に入ると(ペットボトルを飲んでいる時でも入る可能性がある)、深刻な病気の発症につながる。

そこでフェレイラさんは、大学で植物油に酸化鉄の粉末を混ぜ、磁性流体を作った。そこにマイクロチップを含んだ水を加えると、磁性流体にマイクロチップが付着し始め、フェレイラさんはそこから水だけを分離することに成功した。

2021年、フェレイラさんは米国のストレス・エンジニアリング社と共同で、この発明をさらに改良し、下水処理施設でこの技術を応用するための装置の設計を開始した。この技術は「非常に早く、安く、低エネルギー」であり、既存の施設に簡単に組み込むことができるという。

プラスチックごみの年間発生量は3億トンにも上り、それらは排水や埋立地に廃棄されている。その大半は分解せず、そのままの形で数十年、数百年存在し続けるという。

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環境, リサイクル, オランダ
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