21:00 2021年09月21日
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日本で、体の様々な細胞になる万能細胞のひとつ「ES細胞」から正常に働く精子を試験管の中だけで作り出すことに成功した。京都大学を中心としたグループが発表した。

京都大学高等研究院の斎藤通紀教授らのグループがオンラインで会見を開き、マウスを使った実験で成功したことを明らかにした。

これまでマウスのES細胞から精子を作る際には、まず精子のもととなる精子幹細胞を作製し、マウスの精巣に移植する必要があった。今回、京大を中心としたグループはES細胞から作製した精子幹細胞をマウスの精巣の組織とともに試験管の中で約1カ月半培養することで精子を作り出すことに成功したという。

この精子をマウスの卵子に受精させたところ、健康なマウスの子どもが生まれたことから、精子が正常に働くことも確認できたという。

研究グループによると、ES細胞やiPS細胞から試験管の中だけでマウスの卵子は作り出されていたが、精子は初めて。斎藤教授は「不妊の原因を探る強力なシステムを得たと考えている」とコメントした。

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