10:30 2021年10月18日
テック&サイエンス
短縮 URL
0 12
でフォローする

米ヴァンダービルト大学の研究チームは、「幸せホルモン」として知られるドーパミンのレベルが、ストレスに関連した刺激によって高まることを明かにした。

研究チームが提示した新たなモデルによると、ドーパミンの増加は刺激の新規性と重要性を含む反応であり、必ずしも「心地よいもの」である必要はない。学術雑誌カレントバイオロジーに論文が掲載された。

研究チームによると、この発見は、何かに対する快楽や報酬のホルモンとしてのドーパミンに関する認識を一変させる可能性がある。人間の日常生活で重要な役割を果たしているドーパミンは、例えば学習や記憶のプロセスに対してはるかに複雑に影響していることがわかった。

研究チームはドーパミンについて、幸せホルモンであると同時に、ストレス刺激への応答でもあることを明らかにした。ドーパミンは全体的に、たとえそれがストレスであっても、人間にとって新しく、重要な刺激に対して生成されることがわかった

研究チームは、マウスを使った「アメ(スクロース)とムチ(電気ショック)実験」を行った。側坐核のドーパミンのレベルを遺伝的にコード化されたセンサーを使用して追跡したところ、神経伝達物質の放出は報酬だけでは説明できないことが示された。ドーパミンの放出は、たとえそれが「ムチ」であっても、刺激の新規性と重要性に関する信号に関連していることがわかった。

研究チームによると、彼らの研究は、例えば麻薬中毒者向けの特定の精神療法などを見直すための基盤を提供する。これまでは、人間が薬物を使用するドーパミンが快楽または報酬のホルモンとして生成されると考えられていた。しかし今回、これは真実からはほど遠く、ドーパミンははるかに精巧に調整された神経伝達物質であることがわかった。

関連ニュース

タグ
健康, 研究, 科学研究
コメント・ガイドディスカッション
スプートニク経由でコメントFacebook経由でコメント
  • コメント