05:55 2018年02月22日
東京+ 3°C
モスクワ-10°C
    何度でも立ち上がり、滑り続けねばならない

    フィギュアのアンナ・ポゴリラヤ選手を相手とするスプートニクの独占インタビュー:何度でも立ち上がり、滑り続けねばならない

    © Sputnik/ Alexander Vilf
    スポーツ
    短縮 URL
    リュドミラ サーキャン
    0 101

    今日ロシアのフィギュア女子選手は世界最強だ。ロシアの若き選手たち、エヴゲニヤ・メドヴェージェワ選手、エレーナ・ラジオーノワ選手、アンナ・ポゴリラヤ選手が表彰台を独占した先日の欧州選手権でもそのことは示された。ただ、まだ未踏の高峰が 眼前に聳える。米国ボストンで3月26-4月3日に開催の世界選手権だ。ロシア選手たちは互いの間でだけでなく、世界の強豪と戦うことになる。米国のグレイス・ゴールド選手、アシュリー・ヴァグネル選手、日本の浅田真央選手、宮原知子選手などだ。 我々は欧州選手権の覇者3人を相手とするラジオ・スプートニクの独占インタビューをご用意した。

    今回は銅メダリスト、アンナ・ポゴリラヤ選手だ。ショートプログラムには満足しているが、フリープログラムでは悔しいミスをしてしまった、と嘆くアンナ。

    スプートニク:「 失敗と成功を繰り返しながら成長していくものだ」という言い方があるが、演技上のミスをどうやって克服するのか?勝利の対価はいかほどか?

    アンナ・ポゴリラヤ選手:勝利は様々な要因の集積の結果もたらされる。単純な話、スポーツをやっているときは、「失っている」とは考えない。「獲得している」としか考えない。もしフィギュアスケートをやっていなかったら、大入りの観客席を前に滑っているとき、また表彰台に立って心も凍る思いで国歌を聞いているとき、私が感じる感情を、感覚することはなかっただろうと思う。悔しい失敗については、必要なのは自分に勝つことだ。失敗したって立ち上がり演技を続けねばならない。たぶんどの選手にも、安定した滑りが出来ないシーズンというものはある。でも私が嬉しいのは、観客が私を応援してくれ、拍手してくれることだ。客席から「アーニャ、がんばれ!」と叫ぶ声が聞こえる。それに向かって頑張れるのだ。

    スプートニク:あなたは今回の欧州選手権で表彰台に上った3人のロシア選手のうち、最年長で、もう大学にも通っている。学生生活と練習はどうやって両立しているのか。

    アンナ・ポゴリラヤ選手:文武両道はもちろん困難だ。だが、私の場合、ほんの小さい子供のときから、いつもそうだった。学校でも、大学生になった今でも、先生たちは理解をもって接してくれる。仕方なく授業を休むときも、本気でスポーツをやっているんだからと、正面から受け止めてくれる。でも私は、練習の合間でも、休みの日でも、勉強するよう努めている。それはスポーツにおける勝利に劣らず重要なことだから。

    スプートニク:エキシビションではシュニトケの「タンゴ」で踊った。どうしてこの選曲を?どんなイメージで踊った?

    アンナ・ポゴリラヤ選手:コンチータ・ヴルストの歌ではもう踊ったから、今度は違う曲、違うイメージを、と思った。ママがお勧めしてくれたので、聞いて、それに心を満たされた。専属の振付師と共同でキャラクターの造形に取り組んだ。閉鎖空間、たとえば病院の中の、または精神病院の中の、あるいは、誰にも理解されない共同体の中の少女というイメージを作った。彼女はそこから自由になることが出来ない。そこで彼女は思い出す、そうだ自分はダンサーであったと。そしてタンゴを踊り出す。それで抑圧状態から自らを解き放つ。いまだに私はこの音楽、この踊りで、鳥肌が立つ。

    スプートニク:フィギュアスケートは今、あなたの人生で、最高の位置を占めているのか。余暇の時間はあるか?

    アンナ・ポゴリラヤ選手:フィギュアスケートは私にとってスポーツであると同時に芸術でもある。そこに私たちは身体的な力だけでなく、魂をも注ぎ込むのだ。その程度が激しい余り、二つのプログラムを滑り終えると、もう笑う力も残っていない、ということもある。時には虚脱感を覚えることもある。あまりに強く注ぎ込み、もう何をする力も残っていない、という状態だ。自由な時間は今私にはほぼ無い。ほんの束の間自由な時間が得られれば、私は猫と過ごす。5歳になる雄ネコで、一緒に過ごすとリラックスできるし、互いに満足を覚えることが出来る。

    関連:

    五輪から2年:リプニツカヤ、7つの怪我について、諦めない姿勢について語る
    フィギュアのメドヴェージェヴァ選手がすっかり日本のとりこ
    タグ
    フィギュアスケート, エフゲニヤ・メドベージェワ
    コメント・ガイドディスカッション
    Facebook経由でコメントスプートニク経由でコメント
    • コメント