カザン開催の世界エアレース第2ラウンド 日本のパイロットはトップを維持できるか

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6月15・16日、タタールスタン共和国の首都カザンで航空レース「レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ」の第2ラウンドが開催される。同レースは世界最速のレースングシリーズと​して​名高い。​本大会にはドイツやフランス、米国、カナダ、日本​をはじめとする14カ国のパイロットがエントリーして​おり、日本​からは室屋義秀氏が​代表として​参加する。室屋氏は、今年の2月にアラブ首長国連邦の首都アブダビで開催された第1ラウンドで、最高得点の28ポイントを獲得し​ており、2017年​の​世界選手権​の​タイトル​保持者。

スプートニク日本

レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップの歴史は、スポーツパイロットのグループが主導し、2003年にスタートした。すでに第1ラウンドは、主催者の期待をはるかに上回るものになった。レースがあまりにも刺激的だったため、観客やパイロットはあっという間に魅了されてしまった。レースのルールは、インフレータブル・パイロンによって仕切られた空中のコースを出来る限り早くそして正確に通過するというもの。その際、これらのパイロンにぶつからず、さまざまな違反に対するペナルティを回避しなければならない。各区間の結果にもとづき、パイロットにポイントが与えられる。全シーズンを通してもっとも多くのポイントを獲得したパイロットが世界チャンピオンとなる。

このレースでは、最高レベルの機動性をもつ飛行機が使用される。飛行機のデザインは合理化されており、現代的な軽量エンジンが搭載されている。このタイプの飛行機の最高速度は時速425.97キロメートル。レースでの最高速度は時速370キロメートルに達する。カザンのレースでは、パイロットは17のゲートを越えながら、4キロのコースを制覇しなければならない。パイロンに接触するごとに、審判はレース参加者から3秒減点していく。レースは1万分の1秒差で勝敗が決する場合もある。昨​2018年​、チェコのマルティン・ションカ氏​が達成した最高記録​は、52.123秒。

カザンでのレッドブル・エアレース ワールドチャンピオンシップの開催はすでに3回目となる。第3ラウンドは7月13・14日にハンガリーのバラトン湖で開催される。9月7・8日に予定される最終の第4ラウンドは、室屋義秀氏の故郷である千葉県で開催される。

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