17:23 2020年01月26日
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ロシア・スポーツ界のドーピングスキャンダル (85)
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世界3連覇を達成した走高跳のマリア・ラシツケネ選手(ロシア)は、ロシアのスポーツ省と同国のオリンピック委員会の指導部宛てに出した、ロシア選手が主要な国際大会に4年間出場できないことに関する公開書簡をインスタグラムに投稿し、スポーツ関係役員らの対応を強く求めた。

ラシツケネ選手は自身のインスタグラムで「私はそのこのような結果に疑いを持っていませんでした。全てがうまくいくなどという話を信じていませんでしたから。しかし今日起こったことは、恥ずべきことです」と、主要な国際大会からロシア選手を4年間除外するという世界反ドーピング機構(WADA)の決定について言及した。

マリア・ラシツケネ選手による公開書簡

「最終的に罰せられたのは誰?」

公開書簡でラシツケネ選手は、例として陸上競技の問題点を指摘した。ロシアの陸上競技への制裁は2015年から始まり、現在に至るまで増え続けている。陸上競技の組織的ドーピングが発覚したために、2015年、全ロシア陸上競技連盟(ARAF)は資格停止処分を受けた。一方、ロシア人選手らは、中立選手の地位を獲得し、現在に至るまでその中立のまま出場し続けていると同選手は公開書簡で述べている。

さらにラシツケネ選手は以下のように続けている。

「それで、2015年にロシアの陸上競技連盟とARAFはどうなったのですか? 内部調査をしましたか? 最終的に誰か罰せられましたか? そうですね、ワールドアスレティックスが処分を下したドーピングに違反した選手や5、6人の役員やコーチは別です。それとも私たちは制裁をただ単に受け入れて、このドーピング事件をそれ以上解明しようとしなかったのでしょうか?」

ラシツケネ選手は、状況は変わっていないと指摘している。陸上競技ではドーピング違反に該当する薬物の使用を続けており、ドーピング違反で捕まった選手のコーチは以前と変わらず選手を指導し、指導部の役員らは公式文書の偽造を行っている。

現在、ロシアのほとんどの地域の競技連盟は収支を合わせるのがやっとだが、選手らは優勝杯や表彰状獲得のために国内大会に出場する。ところが選手の成績結果は下降線をたどっており、スポーツ選手は試合中継するテレビだけではなく、さらにはロシアの大都市からもいなくなっている。

回答が得られない質問

ラシツケネ選手は、この公開書簡で訴えた質問に対する答えはおそらく得られないだろうと推測している。しかしラシツケネ選手は、自分自身に、ファンに、若いアスリートに対して正直でありたいと思っており、また、ロシア国旗を掲げて国際大会に出場する権利が与えられるように望んでいる。

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Публикация от Мария Ласицкене (@lasitskene.maria)

ラシツケネ選手は「私は2015年末にロシア国旗をはく奪されました。それはおそらく2024年にしか戻ってこないでしょう。私は判決を下し、犯罪者を処罰する裁判官でも死刑執行人でもありません。私は多くの質問をする陸上選手なのです」と自身のインスタグラムで思いを述べている。

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