ベラルーシでは8月9日に大統領選が行われ、 現職のアレクサンドル・ルカシェンコ氏が当選した。 一部市民によると、投票結果は大幅に改ざんされ、 実際には票の大半は野党候補者のスヴェトラーナ・ チハノフスカヤ氏が獲得していたという。 ベラルーシでは大統領選の前にも春以降、 複数の野党候補者が逮捕されたことに関連し、 抗議デモが行われるようになっていた。 大統領選終了後も抗議は続き、規模を拡大し、 首都ミンスク以外の多くの地域まで広がりを見せている。
EUはベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領を制裁の対象にし、同国の大統領選挙を理由にブラックリストを拡大した。
反対派の情報によれば、ベラルーシで10万人超が「人民の最後通告」の最終日に抗議の意思を示すためにミンスクの行動に参加した。反対派がテレグラムチャンネルで発表した。
ベラルーシが欧州連合(EU)に対して発動した対抗的な制裁措置に、ロシアも参加する。ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官が2日、発表した。
欧州理事会のシャルル・ミシェル議長は、欧州連合(EU)がベラルーシ情勢をめぐり約40人の個人に対し制裁を科すことを明らかにした。
英国はベラルーシの複数の高官およびアレクサンドル・ルカシェンコ大統領とその息子のヴィクトル氏に対して対個人制裁を発動した。英外務省報道部が明らかにした。
日本外務省は25日、ベラルーシ情勢について談話を発表し、ベラルーシ当局がルカシェンコ大統領の就任式を実施したことに遺憾の意を表明した。
ベラルーシの首都ミンスクで23日、アレクサンドル・ルカシェンコ大統領の6期目の就任式が事前告知なしに行われた。法律によると国営テレビは就任式を中継しなければならないが、就任式の代わりにドラマを放送した。ルカシェンコ氏本人はその密かに行われた就任式で、これは「説得力があり、運命を決める」勝利だと述べた。その直後、当局の公然たる欺瞞に反対する数千の人々が、ベラルーシの各都市の街頭に繰り出した。
欧州連合(EU)のジョセップ・ボレル外務・安全保障政策上級代表は、ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領の就任式は民主的正当性を欠いており、ベラルーシの危機を深めるとの声明を表した。
9月19日(土)のベラルーシの抗議デモで合わせて430人が拘束されたことが明らかになった。そのうち首都ミンスク住民は415人だった。ベラルーシ内務省広報が翌20日に発表した。
米国をはじめとする30ヵ国の政府はベラルーシ政府の要請により国内ではインターネット接続が遮断されているとし、制限を解除するよう要請した。各国政府が共同で発表した声明で明らかになった。
欧州議会は、国際スポーツ連盟機構に対しベラルーシで予定される2021年ホッケー世界選手権の開催決定を撤回するよう勧告を行なった。これは同国で生じている政治情勢と「人権に対する状況」に関連する。
ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領は各国に派遣している大使らが次々と反体制派を支持する内容の声明を表明したことを受け、大使らをいずれも罷免としたほか、「職務不履行」を理由に外交官の階級を取り上げた。大統領府の広報部がプレスリリースで明らかにした。
ベラルーシで反体制抗議デモを組織するため、米国が非政府組織(NGO)を通じて2000万ドル(21億円超)を投じていた事実をロシア対外情報庁のセルゲイ・ナルィシキン長官が明らかにした。
ノーベル賞作家で、ベラルーシ反体制派による権力移行を目的とした調整協議会メンバーのスベトラーナ・アレクシエーヴィチ氏が視察団を首都ミンスクに派遣するよう国連総会に要請した。仏ル・モンド紙に報道関係者らと連名で掲載した記事で明らかになった。調整協議会の理事会メンバーはその多くが国外に逃れたか、または逮捕されており、ベラルーシ国内で活動を続ける理事はアレクシエーヴィチ氏のみとなっている。
米国は、ロシアが「軍により公然とベラルーシの問題に干渉」を行なうならば、ロシアに対する制裁実施もやむを得ない。匿名の米高官を引用しロイター通信が報じた。
ミンスクでの無許可の抗議行動の際に8人のジャーナリストが警察に拘束され、その中に「RIAノーボスチ」のキリル・ルブツォフ特派員が含まれていることが判明した。
ベラルーシでは8月30日、長期政権を築くアレクサンドル・ルカシェンコ大統領が再選した大統領選の結果に不満を抱く人たちによる抗議デモが再び行われた。
リアノーボスチ通信がベラルーシ大統領府にアレクサンドル・ルカシェンコ大統領の公務について確認したところ、機関銃を手にした大統領の写真が送られてきた。ベラルーシの首都ミンスクでは抗議活動が22日連続で続いているものの、政府は野党と対話する姿勢を見せていない。
ロシアのプーチン大統領は、ベラルーシでのすべての問題は平和的に解決されるべきであり、しかし、どの立ち場であろうと法を犯す者らは、責任を負わなければならないと考えている。このように隣国の事態についてプーチン大統領がコメントするのは今回がはじめて。ニュースチャンネル「ロシア24」が報じた。
ベラルーシでは15日連続で抗議活動が行われている。23日も首都ミンスクでは抗議活動が実施されたが、警官隊との衝突には発展しなかった。こうした中、ルカシェンコ大統領の言動が批判を呼んでいる。ルカシェンコ大統領はヘリで首都を視察後、抗議活動参加者らが目指した独立広場の大統領官邸に降り立った際、防弾チョッキ姿で、さらには機関銃を手にしていた。大統領は抗議活動の参加者らを「ネズミ」と呼び、「片付けてやる」と言い放った。