国連のパン・ギムン事務局長は、イエメンでの戦闘行為で未成年者が殺害されていることを受け、サウジアラビア率いる有志連合を子供の人権を侵害する国や組織の「ブラックリスト」に加えた。ロイター通信が報じた。
サウジアラビア主導の連合軍は6日、イエメンの首都サナアの居住区に向け、国際条約で使用が禁じられているクラスター爆弾を使用した空爆を行った。国際的な人権擁護団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」が明らかにした。
イエメンを担当するアフメド国連事務総長特使は、スイスで15日に非公開形式で始まるイエメンの政府側と反体制派間の直接協議が行われる間、イエメンでは一時停戦が実施されると発表した。国際連合ジュネーブ事務局のファウジ報道官が明らかにした。
人権保護団体アムネスティ・インターナショナルは、サウジアラビア率いる有志連合はイエメンの学校1000棟以上を爆撃し、うち300が全壊したとする報告書を発表した。アムネスティ・インターナショナルの危機状況担当上級専門家ラムィ・ファキフ氏によれば、学校は軍事目標からは遠いところにあった。
英国政府は、サウジアラビアに2012年に売却された武器が、イエメンでの民間施設攻撃に使用されていたという明らかな証拠が見つかった事から、戦争犯罪として裁判に訴える可能性がある。
国連のスティーヴン・オブライエン人道問題担当国連副事務総長は、イエメンでの結婚式誤爆事件の調査を、より迅速かつ公正に、また透明度の高い形で行うよう求めた。
イエメン中部ダマールで、サウジアラビア主導のアラブ諸国連合が結婚式を空爆し、少なくとも26人が死亡、40人以上が負傷した。新華社通信が、医療関係者の情報として伝えた。
ホワイトハウス(米国行政府)は、サウジアラビアが率いる連合軍がイエメンで空爆を行った後、一般市民の間に多くの犠牲者が出たとの情報を調査するよう求めた。ロイター通信が伝えた。
国連が月曜日に発表した報告書によれば「イエメンで軍事活動をする米国の無人機は、昨年一年間で、40人もの一般市民を殺害した可能性がある」。この報告書は、イエメンで展開されている米軍による「アルカイダ」掃討作戦の過程で生じた人的犠牲を扱ったものだ。
ロシアはイエメン紛争について、同国の全ての社会・政治勢力の対話でしか解決できないと考えており、停戦を呼びかけている。中東・アフリカ諸国担当ロシア大統領特別代表のミハイル・ボグダノフ外務次官が、リア・ノーヴォスチ通信のインタビューで語った。
アムネスティーインターナショナルはイエメンの首都サナア、アデン、タイズへ攻撃を行っているサウジアラビアを戦争犯罪を行なっているとして非難した。アムネスティーによれば、この紛争による死者数は4千人に達しており、そのうち半数が一般住民。
アラブ連合軍によるイエメン領内、特に首都サヌアと主要都市アデンに対する爆撃が再開された。人道的休戦が宣言されてから、たった2時間後の事だった。
ジュネーヴで14日より始まるイエメン問題に関する交渉によって、イエメンで政治対話が始まることを、ロシアは望んでいる。ロシア外務省の火曜の声明。
マスコミは、アラブ諸国の連合軍が、再びイエメンを空爆したと報じた。イエメンのほぼ全ての領土が、空爆の被害を受けており、民間人の犠牲者も増えている。しかし西側は行動を起こさない。この状況の中、ロシアがイエメン危機の解決に影響力を持つとして期待されている。
国際人権組織「Human Rights Watch」は、アラブ諸国の連合軍が、イエメン攻撃の際、非人道的なクラスター爆弾を使用している証拠を示した。
イエメン内閣の代表によれば、国を逃亡したアブド・ラッボ・マンスール・ハーディー大統領は国連の仲介のもとで28日ジュネーヴで行われる和平交渉に参加しない。AP通信より。
国際有志連合の一員として戦闘行動に参加していたサウジアラビア空軍のF-16戦闘機がイエメン首都サナアで近郊で撃墜された。日曜、イエメン・ポスト紙のTwitterで報じられた。