米乱射事件後にオバマ氏「銃携行制限を」 トランプ氏は反対

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テキサス州で26人が死亡した銃乱射事件のあと、米国のオバマ前大統領が銃携行の制限を再び訴えた。

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オバマ氏はツイッターで、「憎悪によるこの犯行で被害を受けた、サザーランドスプリングズの全ての家族と共に我々は深く悲しんでいる。そして回復の途上にある生存者を支援しよう。神が我々全てに、この問題に取り組むための英知、我々の間にある暴力と武器を減らすために、どのような具体的措置を取ることができるのかについての英知を与えてくれることを願う」と述べている。オバマ氏は大統領在任中、コネチカット州サンディフックの小学校銃乱射事件で子供と大人あわせて26人が死亡したあと、銃携行の制限を導入しようと試みたが、法案は議会を通過しなかった。

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一方、日本を訪問していたトランプ現大統領は、今回の事件によって米国内の銃をめぐる状況を直ちに検証する必要はないと考えている。このことについてトランプ氏は6日、東京での日米首脳会談後に開かれた記者会見で語った。

トランプ氏は、「これは銃をめぐる状況であり、我々はこれを検証する。だが、今はまだその検証には少し時期が早い」と述べ、「幸いなことに、(事件当時犯人以外にも)誰かが銃をたまたま持っていて、逆向きに(犯人に向けて)発砲した。そうでなければもっとずっと悪いことになっていただろう」とも指摘した。

米当局の情報では、5日にテキサス州サンアントニオに近いサザーランドスプリングズにある教会で発生した銃乱射事件で、26人が死亡し約20人が負傷した。犯人は自動小銃で武装しており、事件後死亡しているのが見つかった。

今回の事件は、犠牲者の数が米史上5番目に多く、テキサス州史上最大の犠牲者を出した。最も犠牲者が多かった5つの事件は全て、2007年以降に発生し、そのうち3件は最近5年間に起きている。

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