抗議デモの影響:米アルバカーキで征服者の像撤去へ、ミズーリ州では140年前に設置されたコロンブスの記念碑がすでに解体

© AP Photo / Susan Montoya Bryan米アルバカーキで征服者の像
米アルバカーキで征服者の像 - Sputnik 日本
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入植時代の征服者の像をめぐる抗議デモが発生し、発砲事件に発展した米ニューメキシコ州アルバカーキ市のティム・ケラー市長は、開拓者フアン・デ・オニャーテ像は撤去されると発表した。

アルバカーキ市では16日、抗議デモの最中に発砲事件が発生。男性1人が負傷して病院に搬送された。男性は重体だという。

ケラー市長は「昨夜オニャーテ像の近くで発生した発砲は恐ろしいものだ。容認できない暴力行為だ。昨日、像は単なる象徴ではなくなり、公衆安全上の問題となった。像は本日、撤去される」と発表した。CNNが報じた。

米ミズーリ州セントルイスでは140年前に設置されたクリストファー・コロンブスの記念碑が解体された。テレビ局フォックス2が伝えた。

コロンブスの記念碑が設置されているタワー・グローブ・パークの管理事務所は、大勢の人にとって「先住民や文化の歴史的蔑視やそのコミュニティ根絶の象徴」となった記念碑の解体を承認したことをフェイスブックで確認した

​米ミネアポリスで黒人男性のジョージ・フロイドさんが白人警官によって殺害された事件を発端とした大規模な抗議デモを背景に、ここ数週間で複数の記念碑が当局の決定によって、または自然発生的に撤去、解体されている。

南北戦争中に奴隷を所有していた南軍の兵士や将軍の記念碑、また左翼活動家が先住民に対する大量虐殺で非難している米国を発見したコロンブスの記念碑などが撤去、解体された。

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