アメリカ大統領選本番 各地で暴動への備えも

© 写真 : YouTube/Associated Press White House, stores prep for US election protests
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米国は11月3日、いよいよ大統領選挙の本番を迎える。米国民は大統領と副大統領だけでなく、上院議員35人、下院議員435人、11州および2地域の知事、地方自治体を選出する。

メインの戦いは現職の共和党擁立ドナルド・トランプ氏と民主党擁立ジョー・バイデン氏の間で繰り広げられる。トランプ氏の副大統領はマイク・ペンス氏、バイデン氏の場合はカマラ・ハリス氏との組み合わせだ。多くの州の投票用紙にはさらに5人の候補者名が載っている。この5人が大統領になることはないが、数百万票が動く可能性があり、それが最終結果に影響を与えることになる。

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バイデン氏に投票するのではなく、トランプ氏に反対:トランプ大統領の再選を妨げるものは何か
その5人はラッパーのカニエ・ウェスト氏、緑の党のハウィー・ホーキンズ氏、元俳優・暗号通貨大手のブロック・ピアス氏、超右派の富豪ドン・ブランケンシップ氏、実業家のロッキー・デ・ラ・フエンテ氏。

通常、米国の選挙結果は当日深夜には明らかになるが、今回はそのパターンはどちらかの圧倒的な勝利の場合のみになりそうだ。コロナウイルス感染拡大の影響で9000万人以上が期日前あるいは郵送で投票を行っているが、有権者は1億5千万強とされている。現時点で投票率は65%を超えており、1908年以来の最高水準となる。郵送投票が前例のない大規模なものとなり、結果が分かるまで数日、もしかしたら数週間を要する可能性もある。


暴動に備えて

複数の調査によると、米国民は選挙後の暴動や暴力行為増大に備えているという。市民は武器や食品を買い込み、連邦機関の建物を守るため警察と国防省が追加部隊を動員している。

米国土安全保障省のチャド・ウルフ長官代理は前日、当局は起こり得る暴動に備えており、暴力を抑える用意があると述べた。ニューヨークやワシントン、その他大都市の店舗は抗議行動などに備え、ショーウィンドウを予め板で塞ぐなどしている。

ニューヨーク5番街の高層「トランプタワー」周辺は二重の鉄のフェンスで覆われ、入口にはヘルメットをかぶり自動小銃を持った警察官が警備についている。

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