21:47 2021年08月04日
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米NBCテレビの報道によれば、米国のアジア人らは、アジア・太平洋諸国系米国人(AAPI)に対する嫌悪犯罪(ヘイトクライム)事件が増加していることを懸念し、これに抗議している。NBCによれば、アジア系の多くの住民が政府に対し、こうした犯罪を防止するための方策を講じるよう求めている。

2月11日、NBCニュースは、アジア系の米国人に対する暴行事件の様子を映した防犯カメラの映像を放送した。中でもサンフランシスコで起きた84歳のタイ人男性の殺人事件は特に恐ろしいものである。歩道を静かに歩いていた男性は、後ろから近づいてきた若い男に突然背中を突き飛ばされて転倒、アスファルトに体を強打し、死亡した。

NBCテレビは、ブラック・ライブズ・マター(黒人の命は大切だ)運動に倣って生まれたアジア・太平洋諸国系米国人(APPI)に対する憎悪犯罪の撲滅を目指す人権監視団体「ストップAPPIヘイト」が2020年の春に、アジア系市民の生命や健康を脅かすような事件を記録するシステムを導入して以降、アジア系市民への襲撃事件が増加しているとの報道を初めて行った。今日までに報告された犯罪件数は2,800件を上回っているが、外国人嫌悪による犯罪(ヘイトクライム)被害者たちの中には、警察に通報しない者もいることから、実際の件数はもっと多いとされる。

ニューヨーク市警察に設置されているアジア系住民への憎悪犯罪の専門捜査チームの責任者によれば、ニューヨーク市だけでも2020年、アジア・太平洋諸国系米国人に対する襲撃事件の年間平均件数は、3件から27件にまで増加している。市警察は、ニューヨーク在住のアジア系住民に対し、太陰暦の新年である旧正月の時期には、アジア系住民の警護のためにあらゆる策を講じると約束した。

米国で起こったブラック・ライブズ・マター運動が2021年のノーベル平和賞に推薦された話題については、「スプートニク」の過去の記事からどうぞ。

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