13:59 2021年05月09日
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AP通信は、米ワシントン州にある第二次世界大戦時の地下貯蔵施設から放射性廃棄物が流出したことを報告する米国エネルギー省の声明を掲載した。核兵器用プルトニウム生産に伴う廃棄物で汚染されたハンフォード核貯蔵所の貯蔵タンクB-109から、汚染された水が地面に漏れているとみられている。

米国エネルギー省のジェフ・タイリー報道官は、これによって住民の健康及び安全に対するリスクが高まることはないと指摘し、「同地域の汚染は新しいものではなく、その影響緩和策は何十年にもわたって講じられている」と強調した。一方、ワシントン州環境局は、錆びたタンクから1日あたり13リットルの汚染水が漏れていることを懸念しており、今回の出来事は「ハンフォードの老朽化した施設を除去するためのリソースが緊急に必要」であり、老朽化した施設が時間の経過とともにさらに大きな脅威となることを証明していると考えている。

ハンフォード核貯蔵所は、第二次世界大戦中のマンハッタン計画の一環で建設された。現在、汚染水が漏れているタンクB-109は、貯蔵施設にある149基のタンクの1つ。AP通信によると、専門家らはB-109タンクから放射性物質に汚染された水が流出し始めたのは2019年だと考えている。

戦時中、米国の核兵器用プルトニウムの大部分がまさにこのハンフォードで生産された。1945年に日本の長崎に投下された原子爆弾もここでつくられた。現在、ハンフォード核貯蔵所は、米国で最も危険な場所となっている。

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