演奏時間639年の曲に進展 7年ぶりに演奏される

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ドイツ中部の都市、ハルバーシュタットの廃教会で今月5日、639年かけて演奏される曲の和音が7年ぶりに変更された。教会には音が変わる瞬間を一目見ようと多くの人が集まった。

聖ブキャルディ教会で奏でられている「オルガン2/ASLSP」は、米国の作曲家、ジョン・ケージが作曲した世界で最も演奏時間が長い曲である。曲名の「ASLSP」は「As Slow as Possible」の略で、可能な限り遅くという意味。

この演奏はケージ氏の誕生日である2001年9月5日にスタート。前回の和音変更は2013年で、以来7年間教会にはずっと同じ和音が響き渡っていた。

和音の変更日となった9月5日、多くの人が見守る中、2人のオルガン奏者がパイプを取り換えた。新しい和音は次回、2022年2月に変更されるまで奏でられる。

なお、演奏終了予定日は2640年9月5日。

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