18:43 2019年11月12日
国連総会元議長 収賄の疑いで逮捕

国連総会元議長 収賄の疑いで逮捕

© REUTERS / Jane Rosenberg
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国連総会の元議長で、アンティグア・バーブーダ(カリブ海東部の小アンティル諸島に位置するアンティグア島、バーブーダ島などからなる国)の国連大使ジョン・アッシュ氏の身柄が拘束された。BBCが伝えた。

先の報道では、6日、ニューヨークの検察当局は、中国人ビジネスマンから、総額130万ドルの賄賂を受け取ったとしてアッシュ氏を告発した。特にアッシュ容疑者は、国連の会議センターをマカオに建設する必要性を証明する文書を、国連事務総長あてに準備した謝礼として、50万ドルを受け取ったとされる。この会議場建設は、中国マカオの不動産開発業者で大富豪の、呉立勝(グ・ラプセン)容疑者の会社が請け負った。

現金以外にも、アッシュ元議長には、Rolexの時計やBMWの自動車など高価な「贈り物」がなされた他、彼の自宅の敷地内に、3万ドルをかけ個人用のバスケットボール・コートも作られたという。アッシュ容疑者と彼の家族は又、呉容疑者の負担で、ニューオーリンズに旅行し、一泊850ドルもする一流ホテルに滞在した。さらにアッシュ容疑者の妻は、呉容疑者の力添えにより、気候変動問題に関する非政府機関で、月2500ドルの仕事を得た。

アッシュ容疑者以外に、この贈収賄に関わった疑いで4人の実業家が告発を受けた。

マンハッタン地区のプリート・バララ連邦検事は「賄賂を受け取った事で、アッシュ容疑者は、自分と、自ら率いる研究所を売り渡した。欲望で結託した連中が、国連を己のための利益を引き出す場に変えてしまった」と指摘している。

なお国連のパン・ギムン事務総長は、先に声明を出し「告発の知らせにショックを受けた。深く憂慮している」と述べた。

アッシュ容疑者は、13年から1年間、総会議長を務めていた。

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汚職, 国連
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