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    ブレグジット決定後:英国の移民純増数、27万人に減速

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    政府統計局(ONS)は23日、英国への移民の純増数が2016年9月までの1年間で27万3,000人となり、前年から4万9,000人減ったと発表した。過去2年間で初めて30万人を下回った。今回は欧州連合(EU)離脱を決めた国民投票後3カ月の結果が反映されており、特に中東欧やEU域外出身者の落ち込みが目立った。

    純増数の内訳を見ると、EU加盟国出身者は16万5,000人と1年前から6,000人減少。特に中東欧8カ国からの出身者が2万2,000人減った。また、非EU加盟国出身者は2万8,000人縮小し、16万4,000人にとどまった。
    英国への流入人口は全体で59万6,000人と、前年から2万3,000人減少。うちEU加盟国出身者は1万2,000人減って26万8,000人だった。一方、非EU加盟国出身者は25万7,000人で、1万8,000人減少した。
    目的別に見ると、就労が全体で29万4,000人と1年前から5,000人増加。うち明確な就職先が決まった上で来英した人は19万人と過去最高に達し、就職活動を目的に来た人は10万4,000人だった。留学生は13万4,000人で、4万1,000人減っている。
    ■難民申請、減少に転じる
    難民申請件数は2016年通年で3万8,517件と、前年から4%減った。2010年以降で初の減少に転じ、ピークだった2002年の10万3,081件の3分の1強にとどまった。国別ではイラン(4,792件)が最も多く、これにパキスタン(3,717件)、イラク(3,651件)アフガニスタン(3,094件)、バングラデシュ(2,234件)が続く。シリア難民の申請件数は1,588件で、43%縮小した。

    英国からの流出人口は2016年9月までの1年間で32万3,000人と、前年から2万6,000人増加した。
    ONSは今回、ルーマニアとブルガリア出身の移民純増数が引き続き増えたことから、離脱決定が移民数に与えた影響を図るのは時期尚早としている。
    英政府はかねて、移民純増数を年間10万人以下に削減する目標を掲げている。メイ首相は先に発表した「EU離脱白書」の中で、EU単一市場から撤退し、移民制限や主権回復を優先する「ハード・ブレグジット」を選択すると表明。EUとは自由貿易協定(FTA)を含む戦略的パートナーシップを新たに結ぶ方針だが、EU側は一貫して、ヒトの自由な行き来を認めない限り、単一市場への自由なアクセスを容認しない構えを見せている。共同通信系列のヨーロッパ経済ニュースが報じた。

     

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