独紙「『ノビチョク』化学式、独が既に四半世紀保有」

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独情報機関が1990年代初め、神経麻痺物質「ノビチョク」のサンプルを入手し、その化学式を明らかにしていたと、ツァイト紙が伝えている。同紙の情報によれば、サンプルをドイツに持ち込んだのは、情報機関によってリクルートされた逃亡者。

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有毒物質のサンプルはスウェーデンにある研究所に届けられた。ここで分析を行うことが計画されていたが、同紙の指摘によると、後に情報機関とドイツ軍に引き渡されたのは物質の化学式だけだった。同紙の情報によれば、サンプルの現在の所在地は不明だという。

「ノビチョク」の化学式を入手した後、ドイツは北大西洋条約機構(NATO)の複数のパートナー国に情報を譲渡。パートナー国の一部は少量の有毒ガスを生産するようになったと、同紙は伝えている。

記者による調査の結果について、ドイツ政府はコメントしようとしなかった。

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