国連専門家 核戦争のリスクは1945年以来、最悪の水準

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国連軍縮研究所のレナタ・ドワン所長は、核兵器使用による戦争のリスクが、第2次世界大戦終結以降、最悪のレベルに達したと主張している。同所長は、このリスクの高まりは一部には、米国政府と中国政府による戦略的競争に依るものとの見解を表している。英紙「インデペンデント」が報じた。

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ドワン所長は、軍備管理に関しては今日特に、シリアスな対応が求められていると語る。あらゆる核保有強国が軍備刷新を行なっていることは周知の事実だが、それに上回る危惧感を呼ぶ事実として、ドワン氏は通常兵器の統制に関する合意が反故にされているという事実を指摘している。

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こうした一方で世界中の局地的紛争に関与する民間軍需企業と武装グループらの行動は、一切の規制を受けていない。ドワン所長は、攻撃と防御の境目を曖昧にする最新の軍事テクノロジーの発展も、状況を一層困難なものにしていると警告する。

ドワン所長は、「核戦争のリスクをどう算定し、その防止のためにどういった行動をとるかが極めて重要だと私は思う。国連安全保障理事会ではこうした緊急の問題の解決に十分な注意が向けられていないと思う」と強調した。

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