外国人の生活費 もっとも高いのは? 世界の都市ランキング 東京は7位

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英人材コンサルティング企業「ECAインターナショナル」は、滞在コスト(生活費)に関する世界的調査を公表した。この調査によって、外国人にとって生活費がもっとも高い都市と、もっとも安い都市が決定された。今年のランキングでは、予想外の入れ替わりが見受けられたが、しかし、日本の首都の順位が変わることはなかった。

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今回、外国人にとって生活費がもっとも高い都市となったのは、トルクメニスタンの首都アシガバートだった。スイスの2つの都市がアシガバードに続いた。2位はチューリッヒ、3位はジュネーブだった。これら2都市は常時、ランキング上位を占めている。以降、4位香港、5位スイス・バーゼル、6位スイス・ベルン、7位東京、8位韓国・ソウル、9位イスラエル・テルアビブ、10位中国・上海となった。

​もっとも印象的だったのは、ベネゼエラの首都カラカスがランキングを落としたこと。同都市は昨年1位を占めていた。その理由は、1年間で130万%まで達したインフレが原因。同都市の順位は238位まで落ちている。同様に、ロシアの大都市のモスクワとサンクト・ペテルブルグがランキングトップ100から落ち、それぞれ120位と172位となった。

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どこよりも生きにくい 世界の極限都市のトップにロシアのあの町が
ユーロの下落により、EU諸国の都市で働く外国人にとって生活費は安くなっている。全体として、世界でもっとも高価な都市に占める欧州各国の割合は、わずか19%に過ぎない。同時に、米国では反対の傾向が見てとれる。ドル高を背景に、トップ100に米国の25都市がランキングしたが、昨年はわずか10都市だけだった。

この調査では世界中の計482都市で生活費の比較が実施された。最下位は米国の制裁の影響を受けているイランの首都テヘランが占めた。

ECAインターナショナルによるランキングでは、一般の外国人が利用する商品やサービスに対する価格が評価される。同社は、肉や魚、食糧品、フルーツ、野菜といった食品の価格の他、レジャーや日常サービス、衣服、家庭用品、アルコール、タバコなどの価格の手ごろさも比較対象となる。

一方で、住宅の賃貸料、公共料金(電気、ガス、水道)の支払い、自動車の購入、学費など考慮されていない重要な指標も少なくない。これらを含めて状況を考察すると、リストはまったく異なるものになるであろう。

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