00:21 2020年08月14日
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新型コロナウイルスのパンデミックとの戦いにおいて、女性の政治指導者の方が男性よりも成功していると、欧州中央銀行(ECB)のクリスティーヌ・ラガルド総裁が述べた。英インデペンデント紙が各国の感染者統計を利用し、報じている。

ラガルド総裁は、新型コロナウイルスに対する女性政治家の対応を高く評価。ウイルス予防の政策を積極的に導入し、国民とのコミュニケーションのスタイルは明確なものであると指摘した。

「私は、女性の方が良い仕事をする傾向があると実感している。これは偏った見方になるが、今回の場合は女性の方が良いと思っている」と語った。

同紙によると、ラガルド総裁の評価は確かに正しい。経済学者のスプリヤ・ガリキパティ氏とウマ・カムバームパティ氏による研究では、女性が指導者を務める国は、彼らに内在する資質によって、新型コロナウイルスで良い対応を行っているという仮説が立てられている。

その仮説では、女性の指導者は人命より経済のリスクを冒しやすい傾向があり、共感と科学的根拠に基づくスタイルを好むと論じられている。

統計によると、人口100万人当たりの新型コロナウイルス感染者数上位10ヵ国は、男性が指導者を務める国であることが分かっている。

男性が政治的指導者を務める国で、100万人あたりの感染者数上位5カ国は、バーレーン(2万2100人)、チリ(1万7500人)、パナマ(1万2900人)、アルメニア(1万2200人)、米国(1万1900人)。一方、女性が指導者を務める国で、100万人あたりの感染者数が最も多い5カ国は、ベルギー(5500人)、ボリビア(5400人)、スイス(3900人)、ドイツ(2400人)、デンマーク(2300人)。

ガリキパティ氏らは医療費や観光事業の発展度合い、人口密度などの要素を補正して研究を進めたところ、新型コロナ対策が成功した国々と女性指導者の点で相関関係が見られた。研究ではまた、世界の国々の中で、指導的立場にいる女性は10%しかいないという事実も考慮されている。

アイルランドとニュージーランドの人口はほぼ同程度だが、7月末のアイルランドの感染者数はニュージランドの25倍。ニュージランドのジャシンダ・アーダーン首相は、ウイルス感染拡大の阻止に対し毅然とした対応を早期に行ったことで国際的に称賛されている。

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