米新政権、対中抑止を維持するだろう=中国のアナリスト

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中国の分析センター「大河」のチェン・フェン上級研究員が、リアノーボスチ通信の取材に応じ、米政権の対中政策についてコメントした。バイデン新大統領の政権下で、米国の対中姿勢はある程度良好なものにはなるが、米政府が中国への戦略的圧力を弱めることはなく、中国を抑止するための基本路線は変更されないだろうとの見方を明らかにした。

チェン氏は、米中関係はバイデン大統領の外交政策において重要な問題だとしつつも、現在の大統領にとっての最優先課題は内政であって外交ではないと指摘した。

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また、チェン氏はバイデン氏にとって中国との関係は優先的に改善を推し進めるような問題ではないと強調し、「大統領が両国間の問題解決をどれほど目指していくのかはまだまだ不明だ」と述べた。

チェン氏は、バイデン氏は多様な分野での政治経験を有しており、中国情勢についても詳しいと評価している。同氏は「バイデン大統領の就任によって、米中関係がある程度、軟化し、複数の分野における両国の協力関係も次第に再開される可能性はある」と指摘した。

しかしながら、チェン氏は「米国の中国抑止戦略のムードは原則的には変わらないだろう」と見なしている。

さらにチェン氏は、バイデン大統領はかつて中国を「敵」ではなく、「競争相手」と位置付けていたが、バイデン政権はたとえ「競争相手」であっても、中国が米国を追い抜くことは許さないだろうと述べ、中国を抑止するような路線は今後も維持されるだろうとしている。

以前、ブルームバーグのコラムニストもまた、中国及びロシアとの競争を優先課題とした2017年のトランプ氏の米国家安全保障戦略に基づき、バイデン氏もこの対立路線を維持する可能性が高いとの見方を示していた

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