ミャンマーの抗議活動で新たに20人が犠牲に、累計死者数183人

© REUTERS / Stringer Протестующий, задержанный сотрудниками полиции во время митинга против военного переворота в Янгоне, Мьянма
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抗議活動が続くミャンマーでは15日、治安当局による取り締まりの結果、新たに20人が犠牲になったほか、60人以上が負傷した。ミャンマーの政治犯支援協会が発表した。

治安当局は14日のデモで市民38人が死亡したと発表していたものの、協会は犠牲者数を修正し、14日だけで74人が死亡したと発表した。

15日の抗議活動ではヤンゴン、マンダレー、バゴー、マグウェ、モニワで参加者の死亡が確認された。クーデター勃発から3月15日までの間に確認された死者の数は合計で183人に達している。また、逮捕者の数は2100人を超えている。なお、これはあくまで逮捕状が発行された件数だけで、不当に拘束された市民の数は遥かに多いと協会側は指摘している。

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ヤンゴン市の一部地域では依然として戒厳令が発令されている。

ミャンマーでのクーデター

ミャンマーでは2020年11月8日に総選挙が行われ、2月1日には第1回目の連邦議会(国会)が行われる予定だった。連邦議会開催の数時間前の1日午前、選挙管理委員会と与党の国民民主連盟(NLD)が選挙で不正を行ったと非難していた国軍は、ウィン・ミン大統領やノーベル賞受賞者のアウン・サン・スー・チー国家顧問(事実上の首相)と政府指導者らを逮捕した。また、逮捕者らには他の高官も含まれている。

2月1日に軍部が再び民主主義へのコミットメントを表明し、1年間の非常事態体制の終了後に選挙を実施することを約束した。また、大規模抗議行動と市民による不服従運動を非難した。

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