伊首相、土大統領を「手を組むべき」独裁者と呼ぶ

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イタリアのマリオ・ドラギ首相は8日の記者会見でトルコのタイイップ・エルドアン大統領について言及した中で、「手を組むべき」独裁者と呼んだ。この発言を受けてトルコ外務省はコメントを発表し、「受け入れがたいポピュリズムのレトリック」として抗議している。

記者会見の中でドラギ首相はトルコのエルドアン大統領に関する質問を受けた中で、次のように発言した。

手を組むべき、こうした独裁者については、自らの態度を明確にするためにもざっくばらんに対応すべきだ。しかし、それと同時に国益のためにも協力する用意を持つ必要がある。正しいバランスを見つけるのだ。

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また、ドラギ首相はエルドアン大統領が欧州委員会のフォン・デア・ライエン委員長に対して取った態度については賛同しないと強調した。

ドラギ首相の発言を受けてトルコのチャブシオール外相はツイッターにコメントを投稿し、「受け入れがたいポピュリズムのレトリック」として抗議した。

我々は、選挙結果により就任した我々の大統領についてイタリアのドラギ首相が行った、受け入れがたいポピュリズムのレトリック、および乱暴な発言を厳しく非難し、そうした発言をそのままお返しする。

アンカラで行われたトルコのエルドアン大統領と欧州理事会のミシェル議長及び欧州委員会のフォン・デア・ライエン委員長の会談では、ライエン委員長の椅子が足りないという事態が起こった。そのためライエン委員長は、外交儀礼では通常、通訳などのサポート役のために用意されているソファに「座らされ」、より地位の低いトルコのチャブシオール外相の向かい側に座ることになった。

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