08:41 2021年08月04日
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「環境分野のノーベル賞」とも呼ばれる「ゴールドマン環境賞」に、石炭火力発電所の温暖化への影響などを訴え、建設中止を求める活動をする京都市の市民団体「気候ネットワーク」の平田仁子さん(50)が選ばれた。日本人の受賞は23年ぶり3人目で、女性としては初めて。日本のメディアが報じた。

平田さんは「気候ネットワーク」の一員として、二酸化炭素の排出量の多い石炭火力発電所の日本国内での建設や、日本政府や金融機関による海外支援を中止するよう長年活動を続け、活動がきっかけで日本国内の石炭火力発電所13基が中止に至った。

米ゴールドマン環境財団は授賞理由として、平田さんの一連の活動により「40年間にわたり年750万台の自家用車利用によるCO2が削減されたことに相当する」としている。

また、金融機関の脱石炭につなげるため、平田さんがみずほフィナンシャルグループに対し、石炭火力発電事業のリスクを指摘し今後の方針の開示などを求める株主提案を行ったことも挙げられている。

今回の受賞について平田さんは「私だけではなく、この問題に声をあげる人たちがいて協力し合ってきたからこそ、大きな動きにつなげることができたと思う。社会や経済をどうやってクリーンな方向にシフトしていけるのかを考え、これからも提言を続けていきたい」と話している

同賞は、日本では1991年に環境保護団体「熱帯林行動ネットワーク」の事務局長、黒田洋一さんが初めて受賞。また1998年には長崎県諌早湾の国の干拓事業に反対し、干潟の保護に取り組んだ山下弘文さんが受賞した。平田さんの受賞は日本人としては23年ぶり3人目で、女性としては初の快挙となった。

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