ペルー大統領選、急進左派候補が僅差で勝利

© REUTERS / Liz TasaPeru's socialist presidential candidate Pedro Castillo addresses supporters at a final campaign event before a run-off election against right-wing candidate Keiko Fujimori on June 6, in Lima, Peru June 3, 2021.
Peru's socialist presidential candidate Pedro Castillo addresses supporters at a final campaign event before a run-off election against right-wing candidate Keiko Fujimori on June 6, in Lima, Peru June 3, 2021. - Sputnik 日本, 1920, 16.06.2021
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ペルー大統領選の開票が終了し、急進左派として知られるペドロ・カスティジョ氏が過半数の票を獲得して当選した。カスティジョ氏の得票率は50.125パーセントだった。

選挙対策委員会によると、カスティジョ氏は883万5579票を獲得した。これに対し、中道右派の政党「フエルサ・ポプラル(人民勢力)」党首のケイコ・フジモリ氏の得票率は49.875パーセントで、その差はわずか4万4058票だった。

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カスティジョ氏は51歳、2021年4月に候補者の氏名が発表されるまで、無名の存在だった。カスティジョ氏は教師で、農村部の学校で教鞭を取っていた。教師らによるサボタージュに積極的に関与した経歴を持つ。貧困層への対応を前面に打ち出し、「豊かな国にもはや貧困者は存在しない」というマニフェストで票を集めた。憲法改正により中小企業の経営を後押しするほか、エネルギー産業や通信産業を国営化し、その収益を国民の利益に充てることを主張していた。また、国内総生産の20パーセントを教育と医療、福祉に配分するとしている。

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