北京五輪の観戦チケットは中国本土の希望者のみに販売＝IOC

2022年に北京で行われる冬季五輪・パラリンピック大会の観戦チケットは、中国本土に在住する希望者のみに販売される。国際五輪委員会（IOC）のプレスリリースで発表された。

発表によると、チケットの購入希望者は大会組織委員会が講じるコロナウィルス対策に応じる必要があるという。感染対策の内容は現在調整中で、詳細は近く公表される見通し。

IOCは中国本土に在住する希望者にのみチケット販売するという大会組織委員会の判断を歓迎している。安全な大会運営のため国内でのみチケット販売を行うことに対しIOCとIPC（国際パラリンピック委員会）は世界中の選手及びファンに理解を求めている。

なお、選手の隔離措置についても発表された。新型コロナウイルスのワクチン接種を完了した選手については、到着後に隔離措置を受ける必要はなく、バブル方式で選手村まで移動する。一方、ワクチン接種していない選手は到着後に21日間の隔離を受ける必要がある。ワクチンの種類について指定はなく、世界保健機関（WHO）や同様の国際機関、または各国政府によって公式に承認されたワクチンであれば隔離措置免除の対象となる。

北京五輪大会は2022年2月4日から20日にかけて開催される。北京パラリンピック大会は3月4日から13日に予定されている。

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