中国の極超音速兵器実験、米国に衝撃

© AP Photo / Andy Wong中国の「長征2号-F」
中国の「長征2号-F」 - Sputnik 日本, 1920, 17.10.2021
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英紙「フィナンシャル・タイムズ」によると、中国は8月、核の搭載が可能な極超音速兵器の実験を行っていた。これに関し、米当局者は予想をはるかに上回る中国の技術力に衝撃を受けたと同紙が報じている。
「フィナンシャル・タイムズ」によれば、中国は米当局者の意表を付くような最新の技術力を見せつけた。複数の関係者らによると、ロケットに搭載された極超音速滑空体は、標的には到達しなかったものの、実験は中国が極超音速兵器の開発において驚異的な発展を遂げ、米国の予想を超えた技術力を有していることを証明した。
今回の実験について知る関係者の一人は、「いかにしてこのような技術を獲得できたのか理解できない」と評している。
「フィナンシャル・タイムズ」からの取材に応じた関係者は、ロケットは理論的に南極上空を飛行することができることから、自国のミサイル防衛システムを北極方面に集中させている米軍にとって大きな問題を生むことになるだろうと指摘している。
米国防総省 - Sputnik 日本, 1920, 11.10.2021
米国にとって、中国との技術競争は「すでに終わっている」=米国防総省の元エンジニア
米国防総省は中国の行動に懸念を表しつつ、今回の極超音速兵器の実験についてはコメントしなかった。国防総省のジョン・カービー報道官は、中国が軍事力の開発を続け、地域内外における緊張を高めていることについては、明確に懸念を表したと述べた。
一方、在米中国大使館も今回の実験の内容についてコメントは出していないが、中国の軍事政策は常に「防衛的な性格を持つものである」と強調した。
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