2013.11.20 , 15:51

メダルが増えれば責任も重くなる

メダルが増えれば責任も重くなる

   ソチ五輪から、フィギュアスケート競技に団体が登場する。つまりソチでは、これまでの4つではなく5つの種目でメダル争いが展開されるのだ。だからフィギュアスケート選手達は、一つのオリンピックで同時に2つのメダルを手にするチャンスに恵まれる。一方フィギュアファンは、事実上、2度大好きな競技を楽しめる事になる。

   ソチでのフィギュアスケート競技は、団体でスタートする。初日は、男子シングルとペアの、二日目は女子シングルとアイスダンスのショートプログラムが演じられる。各種目には各国からは代表1人あるいは1組ずつが出場する。この段階では10カ国の代表チームが争い、決勝には半分の5チームのみが進む。メダル争いは合計点で決まるため、選手達には、これまでとは違った新しい責任感が必要だ。

   VOR記者は、フィギュアスケート・シングルとペアのロシア・チーム監督を務めるワレーリイ・アルチューホフ氏に話を聞いた―

   「それは、新しい種類の責任感です。演技をする時、自分自身やパートナーに対するだけではなく、自分がメンバーとなっているチームに対し責任を感じる事になるからです。自分達の国の旗を背負った責任と言ってもいいでしょう。」

   男女シングル、ペア、アイスダンスの演技のすべてを合計した点数で団体は競われる。その中でロシア・チームは、各種目強豪揃いであり、メダル争いのトップに立つと見られるが、油断はできない。

   スポーツ評論家のエカテリーナ・クリニチェワ氏は、次のように予想している―

   「例えばカナダ・チームです。昨シーズンの成績では弱点がありません。世界選手権では男子シングル、アイスダンス、ペアでメダルを獲得しています。日本もメダル争いに加わるため、あらゆる努力を払うでしょう。以前日本は団体戦のため特別に、ペア種目に参加する組を作りました。彼らは際立った印象を与える悪くない選手達で、世界選手権でメダルを取りました。しかし男性の方が日本市民ではなく、日本代表として五輪に参加する資格がありませんでした。そのためこのペアは解散となり、今度はソチに出場可能な別のペアが作られました。」

   団体競技は、個人競技が始まる数日前に実施される。選手によっては、二重の肉体的負担に耐えられない者もいるかもしれない。しかし観客は、団体戦を歓迎している。

   ここで再びスポーツ評論家エカテリーナ・クリニチェワ氏の意見を聞いた―

   「ロシアでは常にリレー競技が人気があります。リレーで得られたメダルは、個人で得られたもの以上の別の価値あるものとして評価されるのです。観客も又選手達も、個人では決して発揮できないような力を団体で発揮する事に特別の価値を見出しています。」

   ソチでは、フィギュアスケート団体の今後の運命が決められる。もし観客の人気を集め支持され、選手達の体調に否定的な影響を及ぼさないようであれば、今後も種目として残り、例えばさらにシンクロナイズド・フィギュアといった新しい発展の道を開くだろう。この種目については、すでに国際スケート連盟の会議で討議されている。

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