カメはチョンブリー県の動物園に長年住んでおり、当地にはロシア人を含め多くの観光客が訪れる。ガイドが奨励していることもあり、ウミガメがいるプールに硬貨を投げ込むと、必ずタイに戻れるという願掛けが旅行者の間に広まっている。
少し前、カメが右に大きく傾いて泳いでいると動物園の関係者が指摘したことを受けて、レントゲン撮影を行ったところ、胃袋が異なるサイズの丸くて平たい異物で満たされていることが見られた。後に、これはカメが長年飲み込んできた金属製の硬貨であることがわかった。
手術は成功し、硬貨は全て摘出された。カメの容体は手術後も安定しており、生命の危機はないということだ。