日本、米国産牛肉に緊急輸入制限発動

© Flickr / Sunghwan Yoon牛肉
牛肉 - Sputnik 日本, 1920, 19.03.2021
サイン
日本政府は18日、米国産牛肉に対する緊急輸入制限(セーフガード)を発動した。輸入量が日米貿易協定で定めた基準を超えたため、関税を引き上げた。

日本のマスコミによると、発動期間は4月16日までの30日間で、日米両国は発動から10日以内に協議を始める。

日本銀行 - Sputnik 日本, 1920, 19.03.2021
日銀、現在の金融緩和策を維持
日米貿易協定に基づく米国産牛肉に対する2020年度のセーフガード発動基準数量は24万2000トンだが、基準を上回った。このため、日本政府は国内の生産者を保護するために、米国産牛肉の関税をこれまでの25.8%から38.5%に引き上げた。日米両国は今後の対応策について発動から10日以内に協議を始めるという。

米国産肉の輸入をめぐる論争は、これまでに日米経済関係を繰り返し悪化させてきた。2020年1月1日には、米国から日本に輸入される牛肉、豚肉、チーズ、ワインなどに対する関税を段階的に引き下げることを定めた日米貿易協定が発効した。米国側は、日本車、工作機械や霜降り牛肉などの日本製品に対する関税を引き上げないことで合意した。

日本の菅首相は4月前半に米ワシントンを訪問し、バイデン米大統領と直接会談する予定。

関連ニュース

バイデン氏の「人殺し」説は波紋を呼ぶ、露大統領との対話に応じる姿勢は見せず

ニュース一覧
0
コメント投稿には、
ログインまたは新規登録が必要です
loader
チャットで返信
Заголовок открываемого материала