新型コロナワクチンの子どもへの一律の接種は推奨しない＝WHO

世界保健機関（WHO）は、新型コロナウイルスワクチンの追加接種（ブースター接種）に関する声明を発表し、WHO予防接種専門家戦略諮問グループは、新型コロナウイルスワクチンの子ども及び青少年への一律の接種を推奨しないことを明かにした。

声明は「WHOは現在、子ども及び青少年の一律的なワクチン接種を推奨していない。なぜなら、この年齢層における重症化の重圧は低く、すべての国において重症化リスクが最も高いグループで広いカバレッジが達成されていないからだ」と指摘している。

数学的モデリングは、新型コロナウイルス感染による死亡率の大幅な低下は低リスクグループ（未成年者）へのワクチン接種ではなく、ハイリスクグループへの追加接種によって達成できることを示しているという。

関連ニュース