台湾選手団、北京五輪の開閉会式に参加せず

来月4日に開幕する北京冬季五輪の開会式と閉会式に台湾の選手団は参加しない。Nikkeiによると、台湾当局は中国が台湾に対するその管轄権を主張するために開閉会式を利用するのではないかという懸念を背景に不参加を発表した。

報道によると、中国国務院（政府）台湾事務弁公室の報道官は26日の記者会見で「『中国台北』の選手団一行はすでに参加登録を済ませた」と述べ、台湾選手団を「中国台北」と呼んだことから、中国による台湾の地位の扱いに対する懸念が強まった。

大多数の国で独立国家として正式に認められていない台湾は、独自の名称で五輪に参加することができない。代わりに、「チャイニーズ・タイペイ（中華台北）」の名称で参加している。中国と台湾は1989年にこの名称を五輪で使用することについて合意し、中国は2008年の北京五輪でこの名称を使用した。

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