朝鮮労働党中央委員会総会が開幕　2022年は「かつてないほど困難な年」＝金正恩氏

北朝鮮では、朝鮮労働党中央委員会第8期第6回総会が26日に始まった。金正恩総書記は「かつてないほど困難で激しい」2022年を総括し、北朝鮮が直面する「厳しい困難と挑発」について述べ、2023年の経済分野の計画を策定したという。北朝鮮のラジオ「自由の声」が報じた。

総会では、2022年の党と国家の主要な政治活動の成果、2023年の事業計画、2022年の国家予算の執行状況、2023年の国家予算案など5つの議題が審議される。

金正恩氏は、第4 回および第5回総会で計画された課題の進捗状況と、その過程で得られた経験を「総合的かつ徹底的に分析」した報告書を提出した。

同ラジオによると「報告書は、かつてないほど困難で厳しいこの1年間に、政治、軍事、経済、文化のあらゆる分野で国家権力がいかに強化されたか、また、第4、5回大会で計画された壮大な課題を達成する上で、どれほど大きな成果と進歩があったかが指摘されている。」また「金正恩氏は、党が第8期以降、社会主義建設においてよりダイナミックでより積極的な発展を遂げ、厳しい困難と挑発を成功裏に克服したことについて言及した」という。

金正恩氏は、「2022年の厳しい闘争」で得られた貴重な経験によって、北朝鮮は国内外の状況の特徴を深く理解したことや「困難な道のり」において達成した成果を正確に評価したことに基づき、国家活動のさらなる発展の方向性を明確に決定することができたとした。

金正恩氏はまた、今後に向けて「より野心的で確実な」計画を策定すべきだと述べた。金正恩氏は2023年の主な目標と、冶金、化学、電力、石炭採掘、機械工学のほか、建設、農業、軽工業など国民経済の分野を含め、主要な経済産業の計画実施の方法について概要を説明したという。

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