まるでターミネーター　自己治癒できるロボット用人工皮膚が開発

米スタンフォード大学はターミネーターのように「傷を治す」ことができる多層構造の合成電子皮膚を開発した。科学者らは、この開発によって未来の人型ロボットはより人間に近づくと考えている。サイエンス誌が報じた。

この多層の膜を作るために、科学者たちは人間の皮膚に非常に近い合成材料を使用した。これにより、ロボット用の人工皮膚は人間の傷が治る過程と同じように切れることなく、伸び、磁気特性があるおかげで収縮し、滑らかに平らになる。人工皮膚が多層構造になっている理由は、ある層は温度の変化を感知し、別の層は圧力を感じることができるといった具合に層によって性質が異なるため。このような多層的な材料であれば、本物の皮膚のさまざまな特性や感度を模倣することができる。

ロボットの皮膜についた傷を「治す」原理は簡単。傷ついた人工皮膚は摂氏70度まで加熱すると柔らかくなり、皮膚を構成する磁性特性の影響で、わずか24時間で完全に元の姿に戻る。常温の場合は1週間程度で回復する。 研究グループは、今回の開発は本物の人型ロボット製造の実現に道を開くと考えている。

今日、人工知能の発展に対する世界の見解は分かれている。ロボットを用いれば、人類は救われるという意見がある一方で、逆に人類に脅威をもたらすという危惧感も表されている。スプートニクは、人類が人工知能によって滅ぼされる確率を算出した米国人の人工知能の専門家の見解を紹介している。

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