ウクライナへの「ストーム・シャドウ」供与に暗雲　英国防省の施設でスト＝メディア

スコットランドにある英国防省の施設で労働者がストライキを起こした。これによりウクライナ軍へのミサイル「ストーム・シャドウ」と「ブリムストーン」の供与に困難が生じる可能性がある。英紙ミラーが消息筋を引用して報じた。

同紙によると、14日、スコットランドにある保管施設の管理職員50人以上が賃金不足を理由にストライキを行った。一部の労働者は英国の最低生活費よりもわずかに高い給料をもらっているが、スーパーマーケットの従業員などよりも給料が安いという。なお、この施設から「ストーム・シャドウ」と「ブリムストーン」がウクライナ軍に送られている。またスコットランドにある基地の原子力潜水艦にもこの施設から兵器が送られているという。

消息筋によると、ストが長期化した場合、最終的にウクライナ向けのミサイルにも影響する可能性がある。ストは今月17日まで続く予定。英国防省はウクライナへの兵器供与の中断を防ぐために「緊急措置」が導入されたことを明らかにした。

これより先、スプートニク通信は、ロシア軍がほぼ無傷の状態で見つかった「ストーム・シャドウ」を鹵獲したと報じた。ミサイルは研究のために専門家に引き渡された。

関連ニュース