04:08 2020年09月27日
経済
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OPEKプラスの取引開始と産油削減を背景に、国際エネルギー機関(IEA)は、5月の世界的な原油供給量の減少は日量1200万バレルとなり、9年ぶりの低水準となると予想する。しかし、新型コロナウイルスのパンデミックでの人々の交通移動や事業に対する規制の解除がはじまったことから、同機関は日量930万バレルから860万バレルに2020年の原油需要の減少の見込みを修正した。

IEAの専門家らは、旅客や貨物の運輸に対する段階的な規制緩和は、原油需要の回復の力となると考える。同機関の見込みでは、この間の新型コロナウイルスのピークの際、40億人がさまざまな規制を受けたが、こうした人々は5月末までにおよそ28億人まで減少することになる。

IEAの説明では、「多くの人びとがまだ規制下にあるにも関わらず、事業の一部は再開され、一定の人たちが職場に復帰し、そのことから原油需要の増加が生じる。こうした状況に着目し、私たちは需要が日量70万バレル高まると見込んだ」と指摘した。またIEAによれば、2020年に米国は主たる減産の調整を行い、その減少は2019年比で日糧280万バレルとなる。比較として、サウジアラビアでの産油は日量90万バレルの減産となる。

原油価格の下落

原油価格は3月頭に崩壊。その原因となったのはコロナウイルス蔓延による世界危機、そして OPECプラスの減産交渉の決裂だった。新たな協調減産には23 ヶ国が同意し、4月12日、合意締結の運びとなった。

新たな減産合意にこぎつけたものの、原油価格は高い水準で安定できないでいる。専門家はこれを、減産量が期待を下回ったこと、市場から過剰分を取り除くことができなかったためと見ている。依然として需要は少ないため貯蔵施設はほぼ限界状態のままだ。

石油貯蔵施設の限界は深刻で、WTI原油先物価格は大下落、一時マイナス価格となった

 

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OPEC, 石油
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