22:48 2021年07月28日
経済
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OPEC+の減産による供給不足により、原油価格は1バレル70ドル以上を維持しており、今後もOPEC+が慎重姿勢を貫けば、原油価格はさらに高騰する可能性がある。大手国際格付け会社フィッチの天然資源・金属鉱物部門を率いるドミトリー・マリンチェンコ氏はリアノーボスチ通信に対し、このような見方を示した。

15日、ブレント原油価格は、2019年4月以降初めて1バレル74ドル以上の値をつけた。原油の取引が活発化していることについて、マリンチェンコ氏は、「今、ブレント原油価格が1バレル70ドル以上となっていることは、OPEC+の減産による供給不足が続いていることを物語っている。新型コロナウイルスの感染拡大による状況は依然として厳しいままであるが、原油に対する需要は、季節的な要素や先進国での免疫獲得の進捗に楽観的な見方ができるようになってきたことからも高まっている」と述べた。

さらにマリンチェンコ氏は、原油価格高騰のもう一つの要素として、イラン産原油に対する制裁の解除について進展が見られないことを挙げた。マリンチェンコ氏は、「2021年後半の原油価格の動向は多くの点で、OPEC+が、高まる原油需要を満たすためにどの程度、増産するかにかかっている。そうなれば原油価格は1バレル60〜70ドルの範囲に戻る可能性もあるが、OPECプラスが慎重な姿勢を維持し続ければ、価格はさらに高騰する可能性もある」と締めくくっている。

OPEC+は2020年5月以降、新型コロナの蔓延による原油の需要低下を受けて、縮小する産油量を日量970万とした。その後、状況の安定に伴い、減産量は修正され、6月には620万バレル、7月には576万バレルとなっていた。原油生産の調整は、2018年10月の各国の産油量を基準としている。ロシアとサウジアラビアの基準値は日量1,100万バレルだったが、サウジアラビアは独自の減産をした上で、段階的に元に戻し、6月の段階では日量660万バレルとなっていた。

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