05:45 2021年09月19日
新型コロナウイルス
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ファイザー社の新型コロナウイルスワクチンは2020年に緊急使用の承認勧告を受け、市場に出された。一方、ファイザーのワクチン接種後の副反応や死亡率に関して最近世界中から報告されているデータは、ワクチンの安全性に疑問を呈する恐れがある。2020年の初めに新型コロナウイルス感染症(COVID-19) パンデミックの第一波が地球を襲ったとき、ワクチンメーカー各社はこの病気を迅速かつ効果的に予防する医薬品の開発にいち早く着手した。 ファイザー社とバイオエヌテック社は他社に先駆けてパンデミックに対する「革新的な」武器を共同開発。それが「コミナティ(Comirnaty)」という製品名のmRNAワクチン(メッセンジャーRNAワクチン)だった。

「コミナティ」は、それまで誰も聞いたことのないメッセンジャーリボ核酸(mRNA)の技術を用いて開発され、2020年4月に臨床試験(治験)が終了した。

同技術は非常に新しかったため、安全性の調査は行われず、このようなワクチンの長期的な効果は一度も評価されなかった。米国英国欧州の主流メディアは、初日から ファイザー製ワクチンを賞賛し、他のワクチンメーカーに対する明らかな偏見が露呈した。 一方、楽観的なワクチン接種開始後、ファイザー製のワクチン接種によって引き起こされた可能性のある死亡例が他の複数のワクチンの死亡例を上回り、ファイザー製ワクチンの安全性に疑問が生じた。

ワクチン接種後の死亡例
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ワクチン接種後の死亡例

死者数

2021年4月19日現在で、米国、インド、ブラジル、アルゼンチン、チリ、フランス、ドイツ、英国、オーストリア、イタリア、デンマーク、ロシア13か国の政府の出した公式統計を収集、分析した結果、ファイザーとバイオエヌテック共同開発のワクチン接種による死者数は合計2476人に達している。これではファイザー製ワクチンの100万回の接種あたりの単純平均死亡率が39.4人ということになる。この数値はアストラゼネカ製やジョンソン・エンド・ ジョンソン製のワクチンに比べると、約3〜5倍高い。

ファイザー社のワクチンによる死亡者数が最も多かったのはノルウェーで、投与100万回あたりの死亡者数は143人にのぼっている。

米国では、同国の疾病予防管理センター(CDC)のワクチン有害事象報告制度(VAERS)の提供データによると、1134人がコミナティ(ファイザー製ワクチン)の接種後に命を落とした。

米国でのファイザー製ワクチンによる死亡者数は、ジョンソン・エンド・ジョンソンのワクチンによる死亡件数の20倍を越している。メキシコ保健省のデータでも、ファイザー社による副作用の件数がアストラゼネカ他のワクチンよりも著しく多いことが示されている(4月17日現在、10万回投与あたりの重篤な有害事象はファイザー社が2.08件であるのに対し、アストラゼネカ社は1.56件。またワクチン接種が原因とされるケースになると1000回の投与あたりファイザーが2.62件、アストラゼネカが0.38件と、その差はさらに開く)。

接種回数(百万回)
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接種回数(百万回)

ファイザー製ワクチンの投与後の死亡がワクチンによるものなのか、明確な関連性はまだ立証されていない。

100万回接種あたり死亡率
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100万回接種あたり死亡率

不都合な真実

世界中のメディアが、ファイザー社のmRNAワクチンに関連し、数十件の死亡例があった事実を報じたが、そのいずれのケースも適切な調査はなされていない。

今年の1月には、ノルウェーがコミナティ(ファイザー製ワクチン)関連の29人が死亡したことに対する懸念を表明しており、ブルームバーグのジャーナリストも80歳以上の患者への接種は危険と警告している。

先週、フランスのマスコミは、医師マイケル・コーエン氏が「ファイザーの副作用は、他社の副作用よりも重篤」と発言したと報じ、火に油を注いだ。記事はフランスでファイザー社製ワクチンに関連し、386名が死亡した事実に言及していた。

英国でもコミナティ(ファイザー製ワクチン)関連で314名が死亡。この時はメディアではなく、政府が警鐘を鳴らした。

一方、オックスフォード大学は先日、門脈血栓症のリスクはmRNAワクチンの方がアストラゼネカよりも30倍高いようだという研究結果を発表。(研究結果へのリンク

今回の発表にファイザーが全く動じていない様子に眉をひそめる人もいるが、同社の過去のなりふり構わぬマーケティング戦略と軽率な行為の数々を考えれば、この反応はさほど驚くにはいたらない。

アストラゼネカ社製または他の新型コロナ用ワクチンとの比較ではファイザー社およびバイオエヌテック社製メッセンジャーワクチンの接種後にははるかに多くの死亡例が報告
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アストラゼネカ社製または他の新型コロナ用ワクチンとの比較ではファイザー社およびバイオエヌテック社製メッセンジャーワクチンの接種後にははるかに多くの死亡例が報告

問題の本質

ファイザー側は死亡数について詳細な説明を行う気はないようだが、最近のデータを見ると、COVID-19のパンデミックの前には広範な使用がなかったmRNA技術の欠陥が、高い死亡率の原因となっている可能性がある。

2021年初頭、欧州医薬品庁(EMA)のサーバーから流出した文書をル・モンド紙がすっぱ抜き、ファイザー社がワクチンを実験室でのテストから本格的な商業生産に切り替える際に深刻な問題に直面していた事実が明るみになった。

漏洩文書によると、RNAの完全性(RNA integrity number (RIN)はプロセス中に著しく損なわれており、品質指標は78.1%から59.7%に、一部のバッチでは51%にまで落ちていた。端的に言えば、RNAの完全性が低い(RIA値が低い)ということは、コミナティ(ファイザー製ワクチン)の活性物質は濃度が低いだけでなく、40%以上のmRNAが不安定で、体内でランダムに有害な命令を出す恐れがあることになる。またリーク文書によると、ファイザーは投与量を増やすことでこの問題の克服を試みたが、その結果、炎症、血栓症、発作などの有害事象の発生する割合は高まった。

EMAはこの問題を認識していた。にもかかわらず、ノエル・ワティオンEMA副長官の電子メールには、EMA内ではまさに幹部が米食品医薬品局(FDA)との同時承認を加速させるよう強く働きかけていた事実が記されている。もし、このリーク資料が本物であれば、ワクチンによる健康被害が明白であるにもかかわらず、なぜ欧州機関が一製薬会社の利益のためにこれほどのロビー活動を行ったのだろうか。

この先、何が待ち受けるのか

以上のことから、ファイザー社のワクチンの安全性については真剣な議論が始まっていくだろうが、このほかに長期的な影響がどうでるかという問題も存在する。今のところ、同ワクチンの長期的な安全性に関する研究は行われておらず、ましてや新しいmRNA技術に基づく医薬品やワクチンに関する研究は一般的には行われていない。科学者、医師らは発がん性や生殖能力低下などのリスクの有無はまだ調べていない。

他の画期的な技術と同じくmRNAも世界中で歓迎されたり、逆に慎重な、また否定的な姿勢と様々受け止め方がなされている。クローニングや、人間の生物学に深く関与する他の発明と同様に、mRNAもその安全性や大量利用について、国際的な監視や議論が必要になるかもしれない。しかし、ワクチンの影響の隠蔽に関与が疑われる大手製薬会社や政治家らが大きな圧力をかけず、ロビー活動を展開しなければ、ファイザー社のワクチンやmRNAベースの製品による影響の全貌を科学者や医師が解明できるのかといえば、それはまだわからない。

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Pfizer, 新型コロナウイルス, ワクチン
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