12:06 2021年06月15日
社会
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7日(火)オーストラリア最高裁判所はバチカンのペル枢機卿(78)の有罪評決を覆し、同枢機卿を無罪とした。最高裁の判決が公表され明らかとなった。ペル枢機卿は昨年3月、児童への性的虐待で禁固6年を言い渡されていた。

今回の判決では「オーストラリア最高裁判所は満場一致で上告を認め、有罪判決に代わり、無罪判決が下されるべきと考える」とされた。

最高裁は決議において、すべての文書および事件証拠を確認したところ「犯罪行為履行に関して明らかな疑問があった」とし、ペル枢機卿の罪が疑いなく証明されたわけではない、とした。

最高裁判決後、ペル枢機卿は2019年3月のメルボルン市裁判所の有罪判決以来拘禁されているバローウエン刑務所から直ちに釈放されるという。

2018年12月、メルボルン陪審員はペル氏を1990年代に未成年者2人(当時)に性的虐待を行ったとして有罪とした。ペル氏は2014年までメルボルンとシドニーで大司教を務め、その後バチカンに移り、ローマ法王庁財務長官に抜擢された。2017年に無期限休暇をとり、無罪を証明するためにオーストラリアに戻った。

ペル枢機卿はローマ教皇庁でも最も影響力のある人物の一人だった。2013年のコンクラーヴェ(教皇選挙)ではホルヘ・マリオ・ベルゴリオ氏(現在のフランシスコ教皇)が選出されたが、ペル氏は教皇の最有力候補の一人と見なされていた。

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事件, バチカン
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