03:10 2021年08月06日
社会
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耳や鼻におもちゃの一部を詰めてしまった子どもがクリニックに来院するのは珍しいことではない。しかし、医者が子どもの頃に異物をいれたまま過ごした大人を診る機会はほとんどない。

病院の厨房スタッフとして働くニュージーランドのメアリー・マッカーシーさん(45)は、人生の大半を右の鼻孔の痛みに悩まされていた。しかし、これは実は子どもの頃におもちゃで遊んでいた時の出来事と関係していたのだった。

マッカーシーさんは子どもの頃、小さなプラスチックの円盤を特殊なプラスチックではじいて入れるおはじきのようなゲームを兄弟と一緒によく遊んでいたが、あるとき別の遊び方を思いついたという。それは鼻の穴に円盤を入れ、鼻息で飛ばすというもの。

マッカーシーさんは、「ある日、私は誤って円盤を1枚鼻から吸い込んでしまったのです。でも母に伝えるのは怖くて。どこに行ってしまったのだろうと怖くなったことを覚えています」と同国のニュースサイト「Stuff」に語っている

しかし周囲に訴えることがあまり好きではないため、この出来事を忘れて日々を過ごしていたという。

マッカーシーさんは、「長年、鼻で呼吸をすることが苦手でしたが、あまり気にしたことはなかったんです」とインタビューで語っている。

 

しかし、2020年に新型コロナウイルス検査で綿棒を鼻腔まで入れた後、激しい痛みを感じるようになった。その後頻繁に鼻血が出るようになり、何人かの医師に診てもらったものの、慢性的な副鼻腔の病気だと診断された。

マッカーシーさんは、重度の自閉症を患う22歳の息子さんと一緒に暮らしており、息子のために多くの時間を割かなければならない。マッカーシーさんは鼻の痛みに8ヶ月間も悩まされており、8月に私立病院の専門医に診てもらう予約を入れていた。しかし、もっと早くに診てもらうことを決意した。

ある日、仕事を終えたマッカーシーさんは、すぐにニュージーランドでも有数の病院であるクライストチャーチ病院の救急外来を訪れた。その診察の際、医師は鼻に何かを入れたことはないかとマッカーシーさんに尋ねた。そこで彼女は、子どもの頃に遊んだゲームでの出来事について話したという。

医師がCTスキャンで確認したところ、小さなプラスチック製の円盤が鼻の中に残っていることが判明した。

医師の見立てによると、新型コロナウイルス検査で綿棒を鼻に入れたとき、円盤がずれて感染症が起きてしまったという。医師はすぐに除去しようとしたが、周囲に石灰質が形成されていたため、麻酔を使う手術を行うことにした。手術では円盤と石灰質を鼻の奥に押し込み、口から取り出したという。

マッカーシーさんによると、鼻の具合は回復に向かっており、鼻が通った状態で送る生活を楽しみにしているという。

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