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    日本、対中戦へ一歩を踏む出したか?

    日本、対中戦へ一歩を踏む出したか?

    © AFP 2017/ Noel Celis
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    アンドレイ イワノフ
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    日本の防衛省は迅速な対応を可能にするため、東シナ海の宮古島、石垣島に対艦ミサイルと600人の自衛隊員を配備する構えだ。これが対中関係の緊張化を一層高めることにつながるか否か、ラジオ「スプートニク」はロシア人東洋学者のヴィクトル・パヴレテンコ氏に特別インタビューを行った。

    「宮古島、石垣島などへの自衛隊部隊の配備プログラムは、2010年、尖閣諸島が原因で日中関係が緊張化して以来、存在している。当時、初めて中国人船長が逮捕され、那覇裁判所へと引き渡される事件が起きた。それ以降、日本の防衛省では離島安全確保プログラムが策定されてきた。こうした離島には沖縄の南西諸島も含まれるほか、日本の周辺にあるすべての離島が対象となっている。こうすることで、宮古島、石垣島への自衛隊配備はすでにあるプログラムの実現化なのだ。

    中国を扇動しかねない危険性については、この具体的なケースは外見的にも形式的でもすべては日本の沿岸警備の強化に見える。この島々も日本の一部だからだ。最近まで安全確保の問題を担当していたのは日本海上保安庁の沿岸警備艇に限られていた。沿岸警備艇は時折その海域に入っていったが、常駐することはなかった。宮古島、石垣島が自衛隊の常時配備の場所として選ばれたのは、この場所が東シナ海から太平洋へと入る航路にあたっていたからだ。ここを通る国際航路は中国が常に利用しているものだ。このほか宮古島、石垣島は尖閣諸島の安全確保の面からいうと、あまりに便利な場所に位置している。このため、外見的にはこれらすべてが中国にとって扇動的にうつるというわけではないが、これが行われるのは、中国が尖閣諸島の領有権をおおっぴらに主張することのないためなのだ。」

    スプートニク「以前、日中の船が尖閣諸島付近で対立した際は放水しあう決闘にまで発展した。島にミサイルが現れるとなると、それを用いる誘惑にかられ、危険度が増すことはないだろうか?

    「武器を用いたいというリスクと誘惑は常時ある。数年前、日本の船を中国人らが対艦ミサイルのレーダーで拿捕したとき、すんでのところでミサイルが発射されるところだった。現在、ミサイルに手を出す危険性は増した。だが日中関係は両輪で拡大している。ひとつは安全保障のためのポテンシャルの拡大で、なぜなら前は、尖閣領域ではこうしたポテンシャルは全くなかったからだ。もうひとつの輪とは政治対話だが、これは、まさに軍事分野のごたごたのために両国関係の緊張度が上がるために、これを下げる目的で行われている。」

    スプートニク「それでも日本が宮古島と石垣島に自衛隊およびミサイル配備を行った場合、日中間の対話に助けになるのか? それとも邪魔することになるのか?」

    「すべては政治的意図による。中国は日本のこのアプローチを無視し、離島安全確保の一環とみなすこともできる。逆にこれへさらに鋭い関心をむけることもできる。もしそうなれば、悲しい結果をもたらしかねない。」

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    日本関連, 中国
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