08:24 2019年12月15日
日本最大の問題は領土ではなくてセックス

日本最大の問題は領土ではなくてセックス

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数年前、社会学者たちは日本の若者たちの結婚やセックスへの関心が薄れていることを確認した。国立社会保障・人口問題研究所は2011年、18歳から34歳の独身男性61パーセントと独身女性49パーセントがいかなる恋愛状態にもないというデータを発表した。

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一方で恋に落ち、家族をつくることができた日本人でさえも、その後パートナーへの魅力を感じていないという。統計は次のような悲しい結論を提示している。2014年、既婚者の約50パーセントが、あまりにも疲れる、うんざりするなどとしてセックスをしていないことを認めた。またセックスよりも興味深く感じる趣味を持っているという人々もいた。このように日本の人口統計学的な危機はさらに深まっている。専門家たちによると、これは経済の崩壊をはらんでいる。

ロシア戦略研究所人口統計・移民セクターの責任者イワン・ベロボロドフ氏は、日本が世界第3位の経済大国であり、膨大な国債を抱える国であることを考慮した場合、これは恐ろしい様相を呈しているとの見方を示し、次のように語っている-

「日本は総人口に占める60歳から65歳、それ以上の人々の割合が最も高く、世界で最も年をとっている国だと考えられている。これは年金制度の崩壊をはらんでおり、国の防衛力を脅かしている。そしてもちろん日本経済にもネガティブな影響を与えている。まずこれは人的資源不足に強く反映されている。そのため、すべての公共スペース、すべての経済部門で将来ロボット化が日本人にとって非常に有用となるだろう。また数年前、1人の日本人女性が生涯出産する子供の人数は平均1.2人だった。これらの指標に基づくと、人口はわずか4世代の間に大幅な減少傾向にある。これは多くの先進国と同じように、日本でも消費文化の賛美や出世主義が必然となり、徐々に家族や子供といった変わることのない価値が失われつつあるということだ。そして強力な経済的発展は、様々な恵みに加えて、いくつかの副作用を提供しているということだ。」

なお記事の中で述べられている見解は、必ずしも編集部の立場とは一致していません。

Durex社が実施した41カ国を対象にした「年間のセックス頻度」の調査で、日本は最下位だった。日本人のセックス頻度の平均は年45回。なお下から2番目のシンガポールは日本の約2倍だった。これが2005年に実施された世論調査であり、それから状況が変わったとしても、それがよい方向に向かっているのではないことを考えると、さらに憂鬱な気分になる。本当にキャリアを求めたり、恋愛に費やす時間がもったいないという理由だけなのだろうか?ベロボロドフ氏は次のような見方を表している-

「日本はポルノの消費量が最も多い国の一つとなった。日本では、風刺漫画からiPhone上のさまざまなアプリケーションに至るまで、さまざまなところにポルノがついてまわっている。もちろんこれは人間の色欲や感情を殺す。なおロシアでは反対に最近2つの非常に巨大なポルノリソースが禁止された。私はこれは正しい方向性だと思っている。人々に生きた交流を持つ機会を与える必要がある。」
ベロボロドフ氏は、日本と韓国は現在同じように急速な高齢化の傾向にあるが、韓国ではかつて政府がジェンダー・イデオロギー路線をとったため
、状況はさらに深刻だと指摘し、次のように語っている-

「韓国にはジェンダー政策に関する省まで存在している。ジェンダー論の擁護者たちは、人間が女性あるいは男性どちらに生まれてくるかは重要ではないと考えている。重要なのは、その人が自ら自分の立場を決定することのみであり、すなわち性別はソーシャルの一つだけで、その他すべての生物学的事実はいかなる影響力も持たないという。私は、これは同性愛や同性結婚への最短コースだと思う。そして通常は家族を拒否する。実際のところ、これが今韓国で起こり、拡大していることだ。そして日本も原則的にこれに近いところにある。今すでに消費社会や少子社会の傾向がいたるところで強まっているのを認めることができる。ロシアも例外ではない。しかしロシアでは今のところ家族が最も大切なものであり続けている。」

近年ロシアでは出生率が低下している状況を変えるために多くのことが行われた。たとえば第2子以降を出産した場合、住宅購入などのために使用できる資金「母親資本」が支給されるl。これは実際に大勢の若い夫婦が2人目の子供をもうけるのを促進した。一方でベロボロドフ氏は、「母親資本」の重要性を過大評価するべきではないとの見方を示し、次のように語っている-

「いずれにせよ母親資本は、もともとそれほど状況が悪くなかったヤクート、ブリヤート、アルタイ、北コーカサス、チェチェン、イングーシの出生率を上昇させた。スラヴ人の人口が最も多い地域では実際に状況が改善された。しかしロシアには努力しなければならないことがまだある。日本で実施されたことはもっと少ない。人口動態統計の改善に関するテーマについてのあらゆる見解は、国が難民に門戸 を開くのも悪くないだろうということで一致した

しかし単一的な日本にとってこれは今も難しい。そのため日系ブラジル人は長い間日本に住むことができない。彼らは去ることを余儀なくされ、人口統計学的状況の改善に関する日本の経験は、今のところ芳しくないものとなっている。モニタリング的な措置の他に、本質的なものは何も提案されていない。そして近いうちに提案されるという確信もまったくない。」

なお日本人がセックスへの関心を失った現象は、「独身症候群」と呼ばれるようになった。欧州とは異なり、歴史的にみて日本人が過去に無性愛者だったことがないのを考慮した場合、この現象はさらに驚くべきものだ。性的関係が罪だとみなされたことはなく、風習は十分自由だった。日本は性的欲望を取り戻すことができるだろうか?しかし良いセックスのためには少なくとも2人必要だ。幸福のためには家族が必要だ。もしかしたらまだ希望はあるかもしれない。

なお記事の中で述べられている見解は、必ずしも編集部の立場とは一致していません。

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