文化遺産の破壊を続ける「イスラム国」:世界遺産の街パルミラで貴重な石像6体破壊

© AFP 2022 / Joseph Eidパルミラ
パルミラ - Sputnik 日本
テロ組織「イスラム国」(IS)が、制圧下に置くシリアの都市パルミラで、少なくとも6体の石像を破壊した。

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IS(イスラム国) パルミラの遺跡地区に地雷を仕掛ける
「イスラム国」はSNS上で、槌で石像を破壊する様子を公開した。市から持ち出されようとするところを取り押さえ、没収したものだという。

英国のテレビ放送BBCがシリア考古学・博物館担当課のマアムン・アブデルカリム課長の言葉をもとに伝えたところによれば、「イスラム国」は2000千前に作成されたライオンの像、通称「アッラトのライオン」(古代アラブにおける天と雨の女神)を破壊した。「これはイスラム国がパルミラの遺産に対して行った中でも最悪の犯罪」であるとアブデルカリム氏。

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石灰岩製の石像で、高さ3m、重さ15トン。ポーランドの考古学者らによるアッラト寺院における1977年の発掘調査で発見された。シリア紛争勃発以来、石像は鉄板と砂袋で守られていた。しかし「イスラム国が乗り込んできて石像を破壊するなどということまでは想像できなかった」とアブデルカリム氏。

パルミラ遺跡はシリアでユネスコの世界遺産に登録されている6つの遺産のうちの一つ。5月半ばに「イスラム国」の制圧下に入った。シリア軍は街を後にする前に、住民の大半、軍事・政治犯罪者1万1000人、さらにパルミラ中央博物館から価値の高い歴史的遺物を避難させた。市が占領されて以降、古代の遺跡や寺院が破壊の危険にさらされている。

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