米裁判所、米黒人殺害で警官2人に有罪判決

© Flickr / Elvert Barnes警官
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米ジョージア州アトランタ市の陪審裁判所は2014年4月に起きた米国黒人男性殺害事件で起訴されていた元警官2人に有罪判決を下した。

AP通信の報道によれば、事件が起きたのは2014年4月11日。当時、警察の将校として勤務していたマークス・エバーハルト(51)とホワード・ウイムズ(49)のふたりは、普通のいざこざの解決のために現場に到着した。警官らは直行すると、ガールフレンドと口論していた当時24歳のグレゴリー・タウンズさんをすぐに逮捕し、手錠をかけた。このあと、警官らがタウンズさんにパトカーへ誘導すると、タウンズさんは、「息苦しい。立っていられない」と答えたため、警官らはタウンズさんに対して電気ショックを与えた。この直後、タウンズさんは意識を失い、しばらくして死亡した。

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判決文ではウイムズ、エバーハルトの行為が「疲労と呼吸困難の兆候が現れていた」タウンズさんの「死を早めた」ことが指摘されている。

容疑者ふたりともに殺人の重い犯罪、負担を掛けた状況での暴行、故意によるものではない殺人および警察の宣誓に3度違反した罪が言い渡された。

米国ではここ数年、警官によって米黒人が殺害される事件が相次いでいる。ニューヨークで逮捕の際に窒息死させられた米黒人のエリック・ガーナーさん、ミシシッピー州で警官に銃殺されたマイケル・ブラウンさんの事件によって、米市民社会には大きな波紋が広がった。タウンズさんの事件はブラウンさんの死亡事件の数ヶ月前に起きている。

米警察が市民を死亡させた事件は、最近では2015年4起きたばかり。サウス・カロライナ州チャールストン市では、警官のマイケル・スレジャーが武器を持たない地元民のウォルター・スコットさんの背中に8発発砲する事件が起きている。

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