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自然保護区「クリルスキー」の所長 世界救済法を提案

© Sputnik / V. Marikovsky / フォトバンクに移行自然保護区「クリルスキー」の所長 世界救済法を提案
自然保護区「クリルスキー」の所長 世界救済法を提案 - Sputnik 日本
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「クリルスキー」自然保護区のアレクサンドル・キスレイコ所長が、独創的な提案を行った。所長は、日本の北海道にある国立公園「知床」と、ロシアの特別自然保護区3ヵ所(クナシリ島、エトロフ島、小クリル列島にある自然保護区「クリリスキー」、伐採禁止区域「マルィエ・クリルィ」、「オストロヴノイ」)を基盤に、「クリル・北海道統一自然保護複合体」を創設することを提案した。

キスレイコ氏は、自然保護公園「ビャウォヴィエジャの森」の経験を基に、数年前からこの案をあためていた。1979年、ユネスコの世界遺産に「ビャウォヴィエジャの森」のポーランド側が登録され、1992年にベラルーシ側が登録された。そして「ビャウォヴィエジャの森」は、ユネスコの世界遺産の中で唯一2つの国の国境をまたぐものとなった。

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キスレイコ氏によると、地理的に近いロシアと日本の自然保護区を統一することで、特別自然保護区のあまり研究されていない場所や、たどり着くのが難しい場所の学術調査が可能となる条件ができあがる。しかし重要なのは、絶滅の危機に瀕している動物たちの調査や保全に関する効果的な活動を国際レベルで組織することだ。キスレイコ氏は、ラジオ「スプートニク」のインタビューで、「もし私たちがこれを実行しようとしなければ、後世の人々は私たちを許さないだろう」と述べ、次のように語っている-

「私は『ビャウォヴィエジャの森』で長年働いていました。これは、欧州の中央に位置する貴重な森です。このような森は、ここ以外にはどこにも存在しません。そのためここは、国境や、2カ国の関係が変わる可能性があるにもかかわらず、2つの国の国境をまたぐユネスコの世界遺産となったのです。自然保護は、あらゆる国家間関係で優先されるものです。国立公園『知床』は、ユネスコの世界遺産に登録されています。しかしクリル諸島の自然も稀有で、二つとありません。地域の『レッドデータブック』に記載されている種の50パーセントが、クリル列島の島々特有の動植物です。残念ながら、絶滅の危機に瀕している動植物はたくさんあります。それらを保全するための最も理性的で適切な方法は、国立公園「知床」や南クリルの島々にある自然保護区を含めた国際的な自然保護複合体を創設することです。例えば、これらの地域に生息している急激に個体数が減少している鳥などを、後世の人々のために保全するためには、力を合わせるしかありません。なぜならこれらの地域は非常に近くに位置しており、タンチョウを含む複数の鳥は、常に島々の間を往来しているからです。協力して調査、研究し、自然を保護するための方法を策定し、共同で後世の人々のために自然を守ることは、価値のある活動ではないでしょうか?私は、ロシアと日本の政治関係を改善することよりも、これは、その意義において重要であり、実行も容易であると考えました。ここは、私たちの『共同研究室』となることができるでしょう」。

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ロシアと日本の学者たちは、クリルの特別自然保護区でずいぶん前から協力しており、成果を出している。例えば、最近では1週間前に、クナリシ島でヒグマの研究に関する露日の学術遠征が終了した。

キスレイコ氏は、今年8月に日本の学者および外務省職員がクナシリ島をビザなし訪問した際、島に点在する自然保護区を統一し、クリル・北海道統一自然保護複合体を創設することについて協議した。キスレイコ氏はまた、10月4日―9日にウラジオストクで開かれる自然保護区および国立公園の責任者たちの全ロシア会議でも、統一自然保護複合体の創設案を提起する意向だ。キスレイコ氏は、ロシア天然資源・環境省と日本側が同案を支持することに期待している。この案はまだ、自然の保護を心から望むキスレイコ氏に夢にすぎない。しかしこの夢がかなったならば、ロシアと日本は近づくことができるだろう。2005年に「知床」がユネスコの世界遺産に登録されたとき、クリル諸島を加えて保護対象となる面積を拡大し、露日共同の「平和公園」となることに期待が表された。これは理にかなっている。なぜなら「知床」とクリル列島の自然保護区は、稀有な自然遺産であり、ロシアの作家ドストエフスキーの言葉を借りるなら、世界を救うであろう、目も覚めるような美しさを誇っているからだ。

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