武器を売る「ソファの上の店」：米国人は家から出ずにライフルを買えるようになる

この20年で「ソファの上の店」は国際的な現象となったが、米国ではこの形態のショッピングが本当の意味で一番人気の余暇の過ごし方になっているのかも知れない。記念硬貨からインテリアまで、あらゆるものが買える。今や殺傷兵器も買えるのだ。

「世界で一番品揃えの豊富な銃砲店。Gun TVがお届けする、Social Responsibility Network社です」とCMにある。来年1月以降、米国人は「ソファから立ちあがることもなく武器を変える、前例のないアクセス」を得る。

武器を買うのに必要なのは、店の電話番号をダイアルするだけ。ダイアルは無料。家族全員のための武器が家から出ないで買える。

メディア批評家のライオネル氏は語る。「このテレビ局は大いなる成功を収めるだろう。本当のことを言うと、運営側は、私やあなたが何を考えているかなどどうでもいいのだ。確実にもうけが見込める、それだけが重要なのだ。しかし、このような漫画じみた騒ぎのただ中でも、人々が問題の深刻さに思いを馳せてくれるよう願う。こうしたことが間違って理解されるおそれもあると思う」。

初の武器を扱う「ソファの上の店」に対する反応は様々だ。一部の人は、このようなテレビ放送は愚かだ、テレビは子供たちも見るものであり、彼らに武器への関心を不用意に煽り立てるべきではない、とし、他方には、武器を持つ権利を主張する人もある。