小頭症を引き起こすジカ熱、南北米大陸で感染拡大

© AFP 2022 / ERNESTO BENAVIDES小頭症を引き起こすジカ熱、南北米大陸で感染拡大
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世界保健機関「WHO」は「近い将来、ジカ熱は、カナダ及びチリを除く南北アメリカ大陸全体に蔓延するかもしれない」と警告した。

新聞「ガーディアン」によれば、ジカ熱は、比較的無害だとみなされていた微生物が原因と見られ、妊婦がそれに感染した場合、赤ちゃんが頭の小さい状態で生まれる「小頭症」になる恐れがあるとの事だ。「小頭症」は、精神遅滞を引き起こす脳や頭蓋骨の大きさの異常で、赤ちゃんが通常よりも小さな頭で生まれる。

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昨年2015年、ジカ熱ウイルス感染者は、アフリカおよびアジアから南米にまで急速に広がった。このウイルスは、Aedes aegyptiと言う蚊を媒体として感染する。今のところ、病原体が性的接触を通じて、人から人に感染するのかどうかは分かっていない。病気の症状は、頭痛や湿疹、発熱や関節の痛みなど比較的軽い。しかしウイルスに対する薬やワクチンも、今のところない。

オックスフォード大学のトゥルディ・ラング(Trudie Lang)研究員によれば「我々は、エボラ出血熱に別れを告げたばかりだというのに、すぐにまた、誰も予想もしていなかった疫病に直面している。我々には、薬もワクチンもない。まるで、以前見た悪夢をまた見ているような感覚だ。すべてエボラの時と同じだ。」

2015年ブラジルでは、新生児中に4千例も「小頭症」の発生が見られた。これは2014年及び2013年の30倍にも上る異常な数字だ。ブラジル当局は、今年夏リオデジャネイロで開かれるオリンピックまでには、ジカ熱の根絶を図りたいとしている。

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