クナシリ島にロシア海軍基地が設置されるかもしれない

© Sputnik / Sergey Krasnouhovクナシリ島
クナシリ島 - Sputnik 日本
ロシアは極東における自国の軍事プレゼンスを強化している。ロシアのショイグ国防相が発表した。国防相によると、4月に太平洋艦隊の専門家たちが、ロシア海軍の基地を設置する件に関して、クリル諸島を含む地域の調査に着手する。

ショイグ国防相は、次のように語った-

シコタン島 - Sputnik 日本
クリル諸島に配備されるロシア艦隊の規模は日本との関係次第だ
「現在、クリル諸島の軍部隊の計画的な統合再軍備が行われている。今年ここには、沿岸ミサイル複合体『バル』、『バスチオン』、そして新世代無人機『エレロン3』が配備される。4月に太平洋艦隊の船員たちは大クリル列島の島々に3か月の遠征に出発する。主な目的は、太平洋艦隊の今後の基地設営の可能性を調査することだ。」

ショイグ国防相の発言に日本も米国も注目したはずだ。日本は何よりも南クリルに新たな施設が設置されることを懸念している。アジア太平洋地域を重要な戦略的地域とする米国は、クリル諸島にロシア海軍の基地ができることを挑戦として受け止める可能性がある。

地政学問題アカデミーのレオニード・イワショフ総裁は、クリルの防衛力強化計画は、まず日本の軍事能力の増大と関係しているとの考えを表し、次のように語っている‐

「核兵器を除いた場合、日本はその機動能力で極東と太平洋艦隊の我々の部隊を凌駕している。日本人が宇宙プログラムを含めたロケット技術だけでなく、核プログラムについても考えているというデータがある。私は、日本が今後も現代兵器を発展させていくと思っている。そこには核兵器が含まれる可能性がある。しかし、それは密かに行われるだろう。」

ショイグ国防相 - Sputnik 日本
ロシア、クリル諸島に最新ミサイルと無人機を配備へ
モスクワ国際関係大学軍事政治研究センターのアレクセイ・ポドベレズキン所長は、クリル諸島の防衛力を強化したいという願望は、日本とロシアの関係に信頼が不足していることと関連しているとの見方を示し、次のように語っている‐

「アジア太平洋地域諸国ではここ数年、軍事支出が非常に急速に増大した。過去10年間で2倍になった。そして複数の国は、懸命になって海軍艦隊を構築している。それらの国が、互いの領有権の主張が悪化した時にどのような行動を取るかは分からない。同地域にはそのような国がたくさんある。私は、事があけっぴろげな軍事衝突にまで発展するとは思っていないが、そのように話す人たちもいる。クリルのロシア海軍基地についてだが、まずこの問題はまだ最終的には決まっていない。2つ目に我々と日本の間には巨大な海の境界があり、軍事活動は境界の両側で行われている。しかし信頼醸成措置が事実上存在していない。我々と日本の間では平和条約が締結されておらず、正常な善隣関係もない。これはもちろん異常だ。軍事技術協力はノルマであるはずだ。我々日本はこれについて何度も話をしましたが、まだ成果はあまりありません。」

ロシアは2015年12月、エトロフ島とクナシリ島で軍事都市の建設とインフラの刷新に着手した。また4月、3か月にわたるロシア太平洋艦隊の軍事演習も始まる見込みだ。

 

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