米政府当局者によると、新大統領令は前回の大統領令からイラクを除き6カ国を対象に市民への米国ビザ発行を一時停止し、入国の規制を定める。実施は16日から始める。
大統領令署名の前に米国の入国ビザを取得した人たちは入国規制の対象ではないとしている。
前回の大統領令への批判を踏まえ、入国規制の条件を緩和させたが、対象国が反発する可能性はある。
米国はイラクと「ダーイシュ(IS,イスラム国)」掃討で連携している。ティラーソン米国務長官は6日、イラクについて「重要な同盟国だ」と述べた。ロイター通信によると、イラク外務省は声明で同国が対象から外れることに「深い安堵」を表明。米イラク間の「戦略的関係を固めるものだ」と評価した。